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2011年3月22日
昨年より曹洞宗僧侶有志で企画していた﹁ドイツ声明公演﹂にうれしい通知が届きました。
国際芸術交流支援事業として文化庁から﹁採択﹂通知が届いたのです!
このドイツ声明公演は、平成23年6月から7月にかけてドイツ各都市で開催される国際宗教音楽祭および音楽会
(1)Himmel auf Erden 国際宗教音楽祭
(2)バーデンヴェルテンベルク州独日協会主催音楽祭
(3)Romanische Sommer Köln 2011 ロマネスクの夏2011音楽祭
への招聘による参加が骨格となるツアーです。
曹洞禅の法式・声明︵ほっしき・しょうみょう︶は日本の伝統芸術として認知され、国立劇場での公演としても何回か取り上げられています。
今回の公演では、伝統的な禅の法要儀礼を紹介することはもとより、古来より行われてきた精神的な営為、生活様式について、また、洗練された﹁日本らしさ﹂の根源の問題に焦点をあて、目をみはるような可能性について触れたいと考え、有志にて企画を進めてきました。
特に、2011年は日独交流150周年記念の年にあたり、多くの文化交流事業が予定されています。
今回の採択により、﹁ドイツ声明公演﹂は準公式な事業として進められることとなります。
ただ、嬉しい通知ではありますが、残念なこともあります。
この企画を数年来に亘って一緒に実践して企画を考えてきた仲間には、宮城県沿岸部の方も少なからずおります。
連絡が取れた中でお話する限り、やはり東日本大震災の影響で参加は困難のようです。
待ちに待った朗報だけに、本当に残念で心が痛みます。
今考えられることは、参加叶わないメンバーの分まで思いを乗せてドイツ公演を成功させ、いつの日か凱旋公演を行えればということです。
そのあたりのことは、皆でもう少し考えて行きたいと思います。