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2010年12月29日
ことしも残すところ3日ほどとなりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。
貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年同時期に﹁太陽光発電2009年の総括﹂を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
︵註︶東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。
今年特筆する事項としては、グラフ中﹁黄色●﹂の﹁買入ー売電﹂料金が極端に下がったことが挙げられます。
夏場にはマイナスとなっています。
これは、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。
倍額買取制度により﹁青●﹂の売電電力料金が跳ね上がりました。
これにより夏場には電気基本料金を含めて﹁電気代がマイナス﹂になったことは大きなことです。
次に、月ごとの発電量を設置8年分のグラフにしてみました。
2010年を表す今年の漢字は暑でした。
それを象徴するように2010年のこげ茶色の棒グラフは6月、7月、8月、9月・・・とコンスタントに高い発電量を示しています。
それだけ日照が多かった今年の夏でした。
残暑も厳しかったですね。
ちなみに気象庁発表による東日本夏期︵6月、7月、8月︶の各年の平年比によると、
2003年 -0.6
2004年 +1.3
2005年 +0.8
2006年 +0.4
2007年 +0.4
2008年 +0.5
2009年 +0.1
2010年 +1.8
だったそうです。
同様に、平年に比べて特に気温が高かった2004年には7月の、2005年には6・8月の日射量が多いことが判ります。
自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。