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2010年10月11日
ミオシンV‥歩くたんぱく質撮影 金沢大などグループ成功
2本脚の構造を持つたんぱく質﹁ミオシンV﹂が、脚を交互に前に出して移動する動画の撮影に、金沢大などの研究グループが初めて成功。10日︵現地時間︶の英科学誌﹁ネイチャー﹂︵電子版︶で発表した。分子を観察する原子間力顕微鏡︵AFM︶を約5年前に、1000倍速で実用化した高速AFMで撮影した。応用の幅を広げることで、ナノレベルの物質の解明が期待される。
高速AFMで観察した結果、ミオシンVが脚を交互に後ろから前に回しながら出し、大またで歩く動きが初めて確認できた。歩幅は約36ナノメートル︵ナノは10億分の1︶で、人間なら百メートル10秒28で走る五輪選手並みの速さという。時折、足踏みして立ち止まるような仕草も見せた。ミオシンVは、メラニン色素や神経伝達物質などの物質を荷物として持ち、アクチン繊維に沿って移動する、細胞内の運搬役。動きのダイナミックさで知られる。
︵産経新聞2010年10月11日︶
ネイチャーに発表された動画がこちらです。
ミオシンVはミオシンモータータンパク質として、生物の身体の中で、特定の物質を目的地へ間違いなく届ける働きをしています。 金沢大学の研究室が動画として撮影できたというのは画期的なことです。
こんなように動き回っているのですね。
健気なものです。
動力源として、回転ブラウン運動を使って歩くように機能する、所謂分子モーターです。
この仕組みが解明されると、今後様々な分野に応用できそうです。
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今日から大本山總持寺後両尊御征忌会随喜。
私自身も、ミオシンVを見習って一歩一歩着実に進めていきたいと思います。