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2010年4月28日
梅に疲労軽減効果 県が共同研究で実証
和歌山県は26日、産学官の共同研究で、梅果実成分の肉体疲労軽減効果を実証したと発表した。梅由来のクエン酸と梅酢ポリフェノールの併用摂取で効果が高まることも分かった。県は﹁梅の効能を裏付けることで、売り上げ増につなげたい﹂と話している。
共同研究は文部科学省の補助事業。県工業技術センター︵和歌山市︶とサッポロ飲料︵本社・東京︶、近畿大学生物理工学部︵紀の川市︶で行っている。
実験は梅干し製造時に生成する梅酢から取り出したポリフェノール、クエン酸、その両方を含む飼料の3種を3週連続でマウスに与え、それぞれ遊泳時間の変化を調べた。
どの飼料でも1、2、3週すべての時点で、遊泳時間が通常のマウスを上回った。中でもポリフェノールとクエン酸併用摂取の効果が最も大きく、2週目で通常の1・2倍を超えた。
梅は古くから健康食品とされており、サッポロ飲料が2007年に行ったイメージ調査でも7割が﹁梅は健康に良い﹂と回答した。しかし、効能を数値化した例は少なく、今回の実証は意義が大きいという。
中でもこれまで廃棄対象だった梅酢は、安全性の高い新素材として活用が広がる可能性が高まった。県産業技術政策課は﹁新しい加工品への活用はもちろん、既存の梅干しや梅酒にも健康情報を付与することで、梅産業全体の活性化になる﹂と期待している。
サッポロ飲料は﹁30年以上、和歌山産梅果汁の飲料を販売している。直ちに新商品を投入できるわけではないが、共同研究を継続し、梅成分と疲労軽減のメカニズムを解明したい﹂と話している。
︵紀伊民報 4月27日︶
寺院の境内には梅がよく植えられています。
単に花を愛でるというだけではなく、その実が実用的であるという理由もあるでしょう。
遠くからお越しいただいたお客様をおもてなしするために﹁梅湯﹂をお出しします。
梅湯とは、蜜湯に、割り箸に挟んだ梅干を添えたものです。
単に飲み心地が良いというだけではなく、疲労を癒す効果があるということが実証されたようです。
永年培われた智慧でもありますね。
写真は貞昌院の梅干。
うさじい様
今年は寒暖差がかなり激しかったので梅の作柄が気になるところですね。
さて、梅干の件ですが、そのもしかすると・・・だったりします(^_^
投稿者 kameno | 2010年4月29日 05:25