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2009年10月 9日
<ノーベル平和賞>オバマ米大統領が受賞 核廃絶の決意などへ
今年のノーベル平和賞が9日、米国のバラク・オバマ大統領に決まった。
核廃絶に取り組む決意を明確に示し、世界平和に貢献したことなどが評価された。
オバマ氏は1961年米・ハワイでケニア人の父、白人の母の間に誕生。シカゴに行き、貧困地域で活動する市民団体に参加したあと、96年に民主党のイリノイ州上院議員に当選。04年に連邦上院議員に初当選し、昨年、共和党のマケイン候補を破り、大統領に就任した。
︵毎日新聞 2009年10月9日︶
﹁世界で唯一核兵器を使用したことのある核保有国として、米国は行動を起こす責任がある﹂
プラハでの演説でこのように宣言したオバマ大統領の行動が、核廃絶に取り組む決意を明確に示し、世界平和に貢献したこととして評価され、本年のノーベル平和賞に輝きました。
まだ具体的な実績を伴っていない︵はず︶ですので、今後の実践行動に期待を込めての授賞なのではないかと拝察します。
同じ日に残念なニュースも飛び込んできました。
オバマ氏の被爆地訪問は困難
平野博文官房長官は8日の記者会見で、オバマ米大統領が11月12、13日に来日すると発表した。一方、今回の来日では大統領が被爆地の広島、長崎を訪れるのは日程的に困難との見通しを示した。
︵中国新聞 2009年10月9日)
オバマ大統領には、是非広島・長崎を訪問していただき、核兵器のもたらした現実に直面していただきたいところでした。
やはり大統領の被爆地訪問に対して、アメリカ国民の反発の感情を抑えることは出来ないのでしょう。
この報道は、オバマ大統領ノーベル賞受賞前の報道です。
従って、もしかすると、ここでもう一押しすれば、オバマ大統領の被爆地訪問もありえるかもしれません。
本当に日程調整が出来ないという理由なのであれば、鳩山総理との会談を被爆地近辺で行なえばよいのです。
そこまでお膳立てしておいても尚、被爆地訪問拒否ならば、ノーベル平和賞に値しないということでしょう。
と、こんな記事を書いていたところで﹁佛教タイムス﹂紙が届けられました。
︵佛教タイムス 2009年10月8日︶
核兵器もない/戦争もない/平和な世界を
広島原爆の火が灯されている大船観音寺の慰霊碑に刻まれた言葉が現実となる日が来ますよう心から願います。
■追記
平和の火に関して、東北管区教化センター 広報53号︵2009年10月発行︶ p16に拙稿を掲載いただきました。
関係諸師には感謝申し上げます。