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2009年3月11日
昨年9月にサーバの性能UPして運用を行い半年が経過しました。
⇒サーバ構築中
今のところ順調に動いてくれているようです。
自前のサーバーは如何に安定的に動かしていくかということが重要なポイントとなりますが、同時に重要なことは、如何に安全にバックアップを取るかという点です。
バックアップを取っていなかったために今まで蓄積したデータが消滅してしまったという経験は誰にでも少なからずあるはずです。
パソコンで主に記憶装置として使われているHDD︵ハードディスク︶は、消耗品の部類に入ります。
それこそ、いつ壊れてもおかしくないほど脆弱なものであると認識したほうが良いでしょう。
HDDだけではなく、CD-R、DVD?R、フラッシュメモリなども同様です。
⇒知的文化遺産を後世に引き継ぐために
上記ブログ記事の中で心がけるべきこととして
︵1︶本当に大切なデータは、保存性の高い中性紙などに適宜印刷して別途ファイリングする。
︵2︶情報の整理を定期的に行う。
︵3︶数種類の記憶装置でデータをバックアップする。
︵4︶リムーバル記憶装置のシェア・動向に着目し、時間に余裕を持たせた上で次世代のリムーバル記憶装置にデータを引き継ぐ。
ということをまとめました。
では、具体的にサーバではどのようにバックアップを取っているのかを一部ご紹介いたします。
まず第一はUSB接続の外付型大容量のハードディスクです。
このハードディスクは2つの同じディスクで構成されており、RAID 1︵二重化=ミラーリング︶の設定にしてあります。
RAID 1は複数台のハードディスクに、同時に同じ内容を書き込むというものです。
ミラーリングとも呼ばれます。
RAID 1は最もシンプルかつ耐障害性の高いものであり、例えば故障率が1%だったとした場合、RAID 1では0.01×0.01=0.0001となり、理論上は故障率が1/100となります。
第二はUSBメモリへの同期化。
RealSyncというソフトを使っています。
このソフトは、作者が高校生の時に開発したソフトなのですが、とても優れものです。
膨大なファイルであっても信じられないスピードで更新されたファイルのみ検出して的確に同期化してくれます。
これがバックアップ先のUSBメモリです。こんな中に全て入ってしまうんですね?
第三はDVD-R
第二で取った内容を定期的にDVD-Rに焼いて保管しています。
ということで、主に上記第一?第三までの方法でバックアップを取っています。
このように書くととても煩雑に見えますが、第一、第二については全て機械やソフトで勝手にやってくれますので手間なしです。
第三のものだけ、時間のある時に行えばよいのです。
かけがえのないデータを失うことが無いよう、データのバックアップをどのようにしていくのかをじっくり考えてみることは決して損にはならないことです。
なお、バックアップしたデータの取扱いにも充分な留意が必要です。
むやみにデータが流出することの無いよう、気をつけなければなりません。
⇒個人情報保護法が施行へ