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2007年1月20日
映画、﹃不都合な真実﹄ ︵配給‥UIP映画︶が、本日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開 されます。
公式サイト http://www.futsugou.jp/
地球は人類にとって、ただひとつの故郷。その地球が、今、最大の危機に瀕している。キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされる。こうした異変はすべて地球の温暖化が原因といわれる。年々、上がり続ける気温のせいで、地球体系が激変し、植物や動物たちは絶滅の危機にさらされる……。傷ついた地球を救うため、一体、今の私たちに何ができるのだろう?
元アメリカ副大統領アル・ゴアの地球温暖化対策を追った衝撃的ドキュメンタリー、﹃不都合な真実﹄。全米で公開されるや、当初たった77スクリーンでの上映だったにもかかわらず、全米トップ10にランクイン。
そんな時、ある固い決意を胸に立ち上がった男がいた。アメリカの元副大統領、アル・ゴアである。温暖化によって引き起こされる数々の問題に心を痛めた彼は、人々の意識改革に乗り出すべく、環境問題に関するスライド講演を世界中で開き、地球と人類の危機を訴えてきた。そして、その真摯で、ユーモラスな語り口に共感した製作者が、彼を主人公にした映画の製作を決意。現代人にとって耳の痛い問題を正面から描き、見る人すべてに大きな衝撃と感動を与えるヒューマン・ドキュメンタリーの誕生となった。
全米では﹁タイム﹂、﹁ニューヨーク・タイムズ﹂、﹁ワシントン・ポスト﹂などの有力紙がこぞって大絶賛。興行成績も好調で、最初は77館という小規模の公開ながらも、全米BOX OFFICE TOP10にランクインされすぐに150館に拡大。その後約600館まで拡大し、高いスクリーン・アベレージを獲得した。アメリカ・ドキュメンタリー史上、記録的大ヒット作品となっている。けっして他人事ではない環境問題を豊富なデータを使いつつも、パーソナルな視点でとらえ、見る人の意識を完全に変える新しいタイプのドキュメンタリーとして社会的な反響を呼んでいる。
書籍もご紹介します。
不都合な真実
アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳)
大型本: 325ページ
出版社: ランダムハウス講談社 (2007/1/6)
ISBN-13: 978-4270001813
公式サイトに掲載されている、環境に対してできる10の事をご紹介します。
誰にでもすぐに始めることのできる、簡単な行動です。
不都合な真実 Anlnconvenient Truth
ten things to do︵私にできる10の事︶
Change a light
省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。
Turn off engine
停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。
Recycle More
リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。
Check your tires
タイヤの空気圧をチェックしましょう。車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギー消費を防げます。
Use less water
こまめに蛇口をしめましょう。水道の送水に使用されるエネルギーを削減することが出来ます。
Avoid products with a lot of packaging
過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物は、このリサイクル・エコ・バックを使いましょう。
Adjust your thermostat
エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。
Plant a tree
たくさんの木を植えましょう。1本の木は、その生育中に1t以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます。
Be a part of the solution
環境危機について、もつと学びましょう。そして、学んだ知識を行動lこ移しましょう。子供たちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。
Encourage your friends to see An Inconvenient Truth
映画 ﹃不都合な真実﹄を見て地球の危機について知り、友に勧めましょう。
実は、曹洞宗でも、環境について一般各家庭でできる具体的行動として次の10項目を提示しています。
併せてご紹介いたします。
まわりの樹木・植物を大切に育てましょう
水の出しっぱなしを止め、調節コマをつけたりして大切に使いましょう
電気機器のスイッチはこまめに切りましょう
ゴミは分別分類して出しましょう
余りものが出ない食事を工夫しましょう
風呂の湯を洗濯・掃除・水まきに利用しましょう
排水口にゴミ取りのネットをつけて、下水道を守りましょう
空き缶やタバコのポイ捨てをやめましょう
除草剤はできるだけ使わないようにしましょう
自動車のエンジンは不要の時は止めましょう
どうでしょうか。
不都合な真実 の ten things to do と共通のものもありますね。
どちらもちょっとした簡単なことばかりです。
仏教においては、私たちは自然の中から生まれ、自然に生かさせていただいているという考えを基本にしています。
自然を大切にし、自然とともに生きようという心、それは禅の精神にも受け継がれています。
環境問題は、仏教に限らず、人類そして、地球に生きる全ての生命に関わる問題です。
﹃不都合な真実﹄は、この環境を次世代に伝えていくために、私たちにできることは何か、を考えるきっかけをつくってくれる映画だといえましょう。