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2006年12月13日
誤って﹁六地蔵﹂破砕処分 にかほ市象潟町の市指定文化財
にかほ市象潟町の市指定文化財﹁六地蔵﹂が、昨年度に市が斎場を整備した際、誤って破砕処分されていたことが11日、分かった。同日開かれた12月定例議会本会議で横山忠長市長が報告し、﹁市の貴重な財産を市自ら滅失したことは弁解の余地もない﹂と陳謝した。
﹁六地蔵﹂は、表面に3体の地蔵の姿を彫った石︵高さ93センチ︶2基から成る文化財で、江戸時代のものとみられる。同市象潟町の市象潟斎場の入り口付近に、別の地蔵や石碑と並べて設置されていた。昭和47年に旧象潟町教育委員会が文化財に指定、合併で同市文化財となった。
報告などによると、市は平成17年6月から18年3月にかけ、老朽化していた斎場を敷地内で移転改築。その際、宗教色をなくすという考えから、市の工事担当者が、計4基あった石像、石碑のうち1基を移設、﹁六地蔵﹂の2基を含む3基は破壊処分するよう業者に指示した。
付近に文化財であることを示す看板はなく、担当者も﹁六地蔵﹂が文化財だとは知らなかったという。今秋になって市民から﹁地蔵はどこへやったのか﹂との問い合わせがあり調査したところ、既に石材業者が破砕処分し、破片はリサイクル業者に渡っていたことが分かった。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20061212f
後味の悪いニュースですね。
記事タイトルに﹁誤って﹂とありますが、記事をよく読むと、偶発的に破砕処分されたというのではなく、市の工事担当者が﹁意識的に﹂破砕するように指示していた訳ですね。
それにしても、やみくもに宗教色を排除という考えもどうかと思いますし、市の文化財で有る無しに係わらず、仏像を平気で破壊する神経が判りません。
少し前は、町のいたるところに石仏があり、身近な存在でした。
それが町が整備されていくにしたがって、一箇所に固めて移設されたり、何処かに持って行ってしまったり、段々と見かける数が減っているのが少し悲しいです。
そういえば、上永谷近辺の石仏を10年ほど前にざっと調べた事がありました。
http://teishoin.sakura.ne.jp/sekibutu/sekibutu.html
今でもきちんと継承されているのか、再度調査してみようと思います。
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usagi様
タリバンが行ったヴァーミヤンの石仏破壊と比較するのは大げさかもしれませんが、実に悲しいニュースです。
投稿者 kameno | 2006年12月13日 21:55