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2006年8月15日
V3の夢つなぐ 駒大苫小牧、大胆な選手起用
夏の甲子園3連覇に挑む駒大苫小牧︵南北海道︶が、15日の3回戦で6点差を跳ね返す逆転劇の末、青森山田︵青森︶を下した。香田誉士史監督は試合前﹁助け合う部分が欠けている﹂と、チーム内の雰囲気に違和感を覚えていた。一体感を取り戻そうとした大胆な選手起用で、チームは勢いにのった。
10日の初戦。田中将大君という絶対的なエースに周囲が気をつかい、チーム一丸となるムードに欠けているのではないか――香田監督は、気になっていた。
初制覇の時は地方大会から計6投手が投げた。昨年は計3投手が投げて連覇。当時もエースだった田中君が投げ終えてベンチに戻ると、選手たちはハイタッチでにぎやかに出迎えた。そんなかつての雰囲気が、今のチームからは消えかけていた。
この日、先発を岡田雅寛君に託した。﹁去年のように、苦しくなって田中が登板する展開にしたい。その方がチームが燃え、一体感が取り戻せる﹂。香田監督がそう考えてとった一種のかけだった。
一時は6点差をつけられた。だが、田中君がマウンドに登り、攻撃陣が追い上げるごとにベンチの結束は高まった。最後は三谷忠央君の安打でサヨナラ勝ちを決めた。ベンチを飛び出した選手たちは、優勝したかのように固く抱き合った。
試合後、香田監督は﹁このまま負ければ自分の采配ミスだった。これ以上、離されたら、正直、厳しいと思った。選手たちに助けられた﹂と興奮気味に話した。
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
青森山田 0 4 2 1 0 0 0 1 1 9
駒大苫牧 0 1 0 1 0 2 1 3 2 10
棚経の合間、4回の表、7対1でリードされていたので、今年の駒大苫小牧はここまでか・・・と思っていましたが、夕方結果を見ると、まさかの逆転劇!
さすが、猛打を誇る駒大です。
昨年夏の決勝の逆転劇も印象に残る名試合でしたが、今日の試合も生で見たかった。
今年は春優勝の横浜が早々に姿を消してしまいましたが、早稲田実業、駒大苫小牧・・・これからの躍進に期待です。