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2006年2月21日
国民生活時間調査 テレビ/見ない20代男性、2割超す
新聞/読む人44%、平均21分
日本人がテレビを見る時間は平日が約三時間半、日曜は四時間を超えることが二十日、NHK放送文化研究所がまとめた﹁平成十七年国民生活時間調査﹂でわかった。
この調査は五年おきに実施されており、今回が十回目。十歳以上の国民一万二千六百人を対象に行われ、有効回答数は七千七百十八人だった。
テレビ視聴時間は一人当たり一日三時間三十九分。平日︵三時間二十七分︶と日曜︵四時間十四分︶は前回並みだが、学校が週五日制となった影響もあり、土曜日は前回の三時間三十八分から四時間三分に延びた。また七十歳以上に限れば一日五時間半を超えている。全体では九割の人がテレビを一日十五分以上見ているが、二十代男性がテレビを見る割合は初めてどの曜日も八割を切った。
新聞は国民の44%が読んでおり、平均時間は二十一分。平日では男女十代と女性七十歳以上を除くすべての層で読む人が減っており、この結果、男女とも四十代以下で平日の新聞読者は50%を割り込むこととなった。
ほかの時間の使い方を見ると、家事をする成人男性が増えており、とりわけ五十、六十代でその傾向が顕著。平日十五分以上、家事をしている成人男性は、五十代で27%となり、前回調査を8ポイント上回った。六十代では50%と、前回の38%から大きく増加。成人男性の平均家事時間は平日で四十六分、日曜日は一時間三十五分だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000002-san-soci
20代男性がテレビを視聴する時間が減少しているということは、それだけ娯楽が多様化しているのでしょうけれど、子どもたちのテレビ視聴時間が増大していることは、少し気がかりです。
NPO﹁子どもとメディア﹂が3年間の実態調査と実践的研究の結果に基づいて2003年3月に発表した提言が参考になりますので、ご紹介いたします。
1.子どもの生活時間の中で、メディアに費やす﹁総時間﹂をコントロールしましょう。
2.とくに危険可能性が懸念される乳幼児のメディア漬けを、やめる取り組みを広げましょう。
3.主体性を持ってメディアを選択し、判断し、発信する力を養うメディア・リテラシーを、子どもも大人も身につけましょう。
4.子どもとメディアの“新しい関係”を求めて、広くネットワークをつくり、協働してさまざまな研究と実践活動を進めましょう。
5.メディア漬けから抜け出して、遊びや仲間関係づくり、自然体験や文化活動などの生き生きした生活を広げましょう。
http://www16.ocn.ne.jp/~k-media/