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2006年2月17日
2月15日は釈尊涅槃会でした。
これにちなみ、いくつかニュースをピックアップしてみます。
色あせる壁画の涅槃図?今年から三重塔の公開中止︻霊山寺︼
奈良市中町の霊山寺は1日までに、三重塔︵重要文化財︶に描かれた涅槃︵ねはん︶図などの壁画が退色したとして、今年から年1回の公開を中止することを決めた。秋の観光シーズンに合わせて20年ほど前から公開してきたが、紫外線や雨風の影響を受けやすく、当面は非公開にして見守るという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000009-nara-l29
くっきり鮮やか仏涅槃図?データベースで奈女大が公開へ
宇陀市榛原区萩原の融通念仏宗宗祐寺︵中尾良彦住職︶は、涅槃会︵ねはんえ︶の時だけ観覧できるものの、退色して見えにくくなっていた同寺所蔵の重要文化財、仏涅槃図を高精細で写真撮影。奈良女子大学︵奈良市︶が、その画像を見やすい形に加工して、県内の文化財を紹介する同大学付属図書館の﹁奈良地域関連画像データベース﹂でインターネットから閲覧できるようにする。寺や檀家は鮮やかによみがえった図が公開されることを喜んでいる。
仏涅槃図の画像は今月末から公開予定。同データベースは http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000000-nara-l29
愛知万博で展示の涅槃︵ねはん︶仏を公開へ
高根の美術館 全長13メートル、原寸で再現
北杜市高根町村山東割の安達原玄仏画美術館は、愛知万博中央アジア共同館でメーン展示されたタジキスタン・アジナテパ涅槃︵ねはん︶仏の原寸大レプリカを、無期限で借り受けた。長さ十三メートルの巨体で、冬季休館明けの三月二十日から一般公開する。
レプリカのモデルは、龍谷大︵京都︶などがタジキスタン南方のアジナテパ遺跡で発掘した涅槃仏。中央アジアでも最大規模とされ、日本とタジキスタンが万博出展のために共同で製作。強化プラスチックでできていて、実物の顔に入ったひびや衣のはがれた部分なども忠実に再現されている。
仏画制作に携わっている安達原玄館長が、万博会場で見学し、﹁死期を悟ったブッダの﹃人生は甘美であった﹄という言葉にふさわしい表情﹂と感激。﹁山梨でも多くの人に見てもらいたい﹂と、万博終了後の展示場所として名乗りを挙げた。大学や宗教法人、個人も候補に挙がったが、﹁不特定多数が鑑賞できる場所﹂として借り受けることに成功した。
涅槃仏は四つに分解して万博会場からトラック四台で運搬した。現在は美術館二階で保管している。安達原館長は﹁涅槃仏のほほ笑みを見ながら、人生について考えてみてはいかが﹂と話している。
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/02/14/6.html
生まれるものは必ず滅するものであり、形あるものは必ず壊れます。
これは自然の摂理です。
是の故に当に知るべし、世は皆無常なり、会うものは必ず離るることあり。
憂悩を懐くこと勿れ、世相是の如し。
当に勤め精進して早く解脱を求め、智慧の明︵みょう︶を以 て、諸の痴暗を滅すべし。
﹃仏垂般涅槃略説教誡経﹄の一節より
さあ、修行僧たちよ。お前たちに告げよう、
﹃もろもろの事象は過ぎ去る ものである。怠ることなく修行を完成なさい﹄
と。
これが修行をつづけて来 た者の最後のことばであった。
﹃ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経﹄
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http://teishoin.net/blog/000066.html