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新幹線金沢10年 北陸3県の交流もっと北陸新幹線は2015年の金沢開業から10年を迎えた。東京-金沢間の大幅な時間短縮で、金沢市を中心に石川県への観光客などの入り込みは急増したものの、「新幹線効果」は北陸全体に広がっていないきらいがある。今後、プラスの影響をエリア全域に及ぼしていく上でカギの一つになるのは、在来線を引き継いだ第三セクター鉄道3社の連携深化ではないか。
確かに、観光面での貢献は顕著だ。円安によるインバウンド(訪日客)の増大もあり、石川県の24年の外国人宿泊者数は開業前の14年と比べ7倍近い延べ227万人に達した。ただ、北陸3県の主要都市が1時間以内で結ばれた敦賀開業からも16日で1年になるが、富山、福井県も同様の恩恵を受けているとは言い難いのが現実だ。
新幹線開業に伴い並行在来線の運行を受け継いだ三セクは▽IRいしかわ(石川県)▽ハピラインふくい(福井県)▽あいの風とやま(富山県)の3社。いずれも通勤や通学などを担う生活路線であり、前2社は、列車増発や毎時の発着時間をそろえるパターンダイヤ化を進め、想定を上回る乗客を確保した。
観光需要に関しても連携は始まり、昨年は3社共同で、年間を通し土日などの連休や夏休み期間などに3県で乗り放題になるきっぷを販売。JR時代になかった取り組みでは、富山県内で人気の観光列車を初めて3県をまたいで運行し、好評だった。北陸周遊につながる企画にさらに知恵を絞りたい。
新年度からは新潟、長野も含む北信越5県の三セク鉄道会社が、除雪の相互支援や予備設備の共同購入などの業務を行う。経営効率化にとどめず、新たな交流を生む契機にもしてほしい。
新幹線効果を面的に広げるためのもう一つの課題は、在来線駅から離れた場所に新幹線新駅ができた地域の街づくり。例えば、富山県高岡市は在来線の高岡駅と新高岡駅が1・5キロ離れていることがネックとなり、開業10年を経ても市中心市街地のにぎわい復活は果たせていない。
県主導の打開策が、高岡駅から南北に延びる城端線、氷見線のJR赤字2路線を29年度をめどに、あいの風とやまが引き継ぐ計画。JRや国の支援を受け、新高岡駅を経由して南北に貫く直通運転を予定する。実現すれば、新幹線効果を広げることにつながろう。
(中日新聞 2025/3/15配信)
石川県には、魅力的な場所が多くあります。
能登半島を巡った後、金沢駅周辺で訪れた場所をざっとご紹介します。
金沢駅のシンボル、鼓門。建築家白江龍三氏によるデザインです。
21世紀美術館。時間をかけてゆったりと観賞することができました。
武家屋敷通り。城下町の武家屋敷が並ぶ電灯環境保存地区で、土塀や石畳の小径が維持されています。
日本海沿岸の千里浜付近は、砂が約0.2mm程度に揃っていて、水を含むことで締め固められており、自動車が一部区間で走行可能です。ただし、波浪などの状況により通行止めになることもあります。
北陸にはお米や肉、海鮮、野菜・・・美味しい食材が揃っています。
インバウンド向けの価格設定がされている店も一部あるようですが、よくよく吟味すればリーズナブルに美味しい食事を堪能できます。
冒頭のニュースのように、北陸新幹線が金沢まで延伸し、金沢駅が開業してから今年3月14日で10周年を迎えました。
金沢駅10周年を迎える金沢では、関連のイベントが開催され、多くの観光客、特にインバウンドの海外からの旅行者も目立ちました。
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の今年2月の利用者は、昨年同月の25%増となり、さらに増加傾向が続いており、石川県内の宿泊施設を利用した外国人は227万人余りと過去最高を記録しています。
新幹線により、東京-金沢間はこれまでより1時間20分程早く到達でき、格段に利便性が向上しました。
また、昨年には更に敦賀まで延伸となり、福井方面へも気軽に移動できるようになっています。
旅行先として、候補に挙げてみてはいかがでしょうか。