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今日は彼岸の入りです。
貞昌院から見る富士山は、ほぼ真西の方向にあり、春彼岸入りの日前後に、日没位置がちょうど富士山の真上となる「ダイヤモンド富士」となります。
今年は春分の日(3月20日)を中心とした一週間が、彼岸となります。
この行事は、日本独自のもので、聖徳太子の時代に始まり、平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化したものです。
彼岸とは、この世(此岸)に対して、悟りの岸(悟りの世界)であり、仏道精進の意とも解されます。
また、彼岸の時期には太陽が真西に沈みますが、この西に沈む太陽を通して西方浄土を観じる、観無量寿経の「日想感」と、日本の古来からの先祖崇拝とが結びついて、日本独自の彼岸の行事が形成されたといわれています。参考:『岩波仏教辞典』(中村元 他編)岩波書店
さて、貞昌院では定期的に行っている年6回の墓地清掃のうち、春彼岸前の清掃を昨日までに終えました。
きっと、気持ちよく墓地参拝できることと存じます。