地被植物(グラウンドカバー)としては芝やタマリュウ、苔など様々な植物がありますが、特に地被植物として特化し開発された「クラピア」を植えてどのようになるかを経過観察してみました。
クラピア®は、国内に自生するイワダレソウを宇都宮大学の故倉持仁志先生が10余年の歳月をかけ品種改良して創り出した緑化植物(グランドカバー植物)です。クラピアは種苗法に基づき品種登録されています。
日本国内のイワダレソウ在来種同士を交配し、改良在来種であるクラピアS1(販売終了)が生み出されました。主に業務用として、道路法面、分離帯、工場や公園などで使用されていますが、可憐な花も咲きご家庭のお庭等にも芝生の替わりとして最適です。また、ローケアプランツとしてもお選びいただけます。
特長
増殖スピードが速く、芝の約10倍の速度で広がります。
草刈りの手間が減ります。(横へ伸び、草丈が低いため、刈込み作業が少なくて済みます。)
地表面を緻密に覆います。(被覆密度が高く、雑草の侵入を抑えることができます。)
人が踏んでも大丈夫です。(人が立入る所でも植栽可能です。踏まれると更に緻密に繁茂します。)
可憐な花が咲きます。
※冬枯しますが、翌春には緑の状態に戻ります。
まず、地面を均してそこにそのままクラピアを植えても良いのですが、そうするとクラピア以外の雑草も伸びてきてしまうため、初期防草の下処理として透根性がある防草シートを貼りました。
その上で、クラピアを植える部分に切り込みを入れ、肥料とともにクラピアの苗を植えこみます。
7月7日 防草シートの効果で、雑草はほとんど生えてきていません。
これから秋、冬と、どのように変化していくかを経過観察していきます。