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貞昌院墓地参拝用モノレール「まいれ~る」の日常メンテナンスとして、グリスアップと潤滑油の給油があります。
グリスアップは、駆動装置の可動部分にグリスを補給するもので、月1回のペースで行います。
潤滑油は、年に1、2回程度。
これは、モノレール走行中に、レール上面に滴下していくためのものです。
通常の鉄道(粘着式鉄道)の場合は、車輪とレールの間の摩擦力によって加速したりブレーキをかけるため、レールの上に油を撒くことは厳禁です。
しかし、ラック・アンド・ピニオン式で急勾配を昇る「まいれ~る」の場合は、レール面が適切に潤滑油が塗布されている状態を保つことが必要になります。
レール上面には、出光製の「ダフニー ビオスハイドロSE」を用いています。
この潤滑油は、環境に優しい合成エステル系生分解性作動油であって、地面に落ちたとしても、生分解されて環境に影響を及ぼしません。
1.用途 屋外で使用される各種油圧装置の生分解性作動油として使用します。
2.本質 高品質の合成エステルに、酸化防止剤をはじめ各種添加剤を配合した生分解性作動油です。
3.特徴
(1) 優れた生分解性を有し、エコマークの承認も得ているため、環境に優しい製品です。
(2) 植物油系生分解性作動油と比較し、優れた耐酸化安定性を有しています。
(3) 粘度指数が高く、幅広い温度領域で使用できます。
(4) 鉱物油系作動油と同様の廃油処理が出来ます。
(5) 引火点250℃以上を有するため、危険物から除外され、可燃性液体類に分類されます。
(6) 環境対応作動油として、NETIS(新技術情報提供システム)に登録済みです。
まるで蜂蜜のような、粘度指数の高い油です。
車両側面の給油口から給油します。
走行中、レールの上に潤滑油を滴下していきます。
表面の油の様子がわかりますでしょうか。