新型コロナウイルス感染症が流行期へ


新型コロナウイルス感染症は、感染経路が不明な感染者が増えてきたため、水際で抑え込むフェーズから、流行期・蔓延期に変わったと思われます。
流行期は、おおむね2~3カ月続くと考えられており、そのような中で、社会生活はどのようにすればよいのでしょうか。
内閣官房は、国民の皆様へのメッセージとして下記のような発表を行いました。
(詳細はリンク先をご覧ください)

新型コロナウイルス感染症の対応について
(内閣官房:令和2年2月23日)

◆国民の皆さまへのメッセージ
○国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
○センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
○なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、 インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。

【相談後、医療機関にかかるときのお願い】
○帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
○医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。

【イベントの開催に関するお願い】NEW!
○新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐためには、今が重要な時期であり、国民や事業主の皆様方のご協力をお願いいたします。
○最新の感染の発生状況を踏まえると、例えば屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めるとされています。
○イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします。なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありません。
○また、開催にあたっては、感染機会を減らすための工夫を講じていただきたい。例えば、参加者への手洗いの推奨やアルコール消毒薬の設置、風邪のような症状のある方には参加をしないよう依頼をすることなど、感染拡大の防止に向けた対策の準備をしていただくようお願いいたします。
○国民の皆様においては、風邪のような症状がある場合は、学校や仕事を休み、外出を控えるとともに、手洗いや咳エチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動にご協力をお願いします。特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方については、人込みの多いところはできれば避けていただくなど、感染予防に御注意いただくよう、お願いいたします。
○そのためには、学校や企業、社会全体における理解に加え、生徒や従業員の方々が休みやすい環境整備が大切であり、テレワークや時差通勤も有効な手段であります。関係の皆様のご協力をお願いいたします。
○なお、新型コロナウイルス感染症の今後の感染の広がりや重症度を見ながら適宜見直すこととしています。
https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html


この中で、「イベントの開催に関するお願い」にある通り、イベントの主催者においては、一律の自粛要請を行うものではないが、開催の必要性を改めて検討し、感染機会を減らすための工夫を改めて促しています。

貞昌院では、本堂で予定していた下記の2つの催しは延期といたしました。
【延期】3月8日予定 The East meets the West「邦楽と洋楽の垣根を超えて」
【延期】3月28日予定 さわやか演奏会「桜鑑賞とジャズのひととき」
【一時中止】子ども落語教室 2月、3月


感染症対策にに留意しながら開催した(開催している)催しもあります。
【開催(終了)】2月8~16日 演劇「砂の家」
【通常開催中】コスプレイベント(毎月1回)

特に、上記2つの開催イベントについては、参加者対象が若い世代ということと、主催者、参加者で細かいルールを決めていて、今回の感染症拡大防止でも最大限の対策を講じたうえで開催しています。
20200223-0120200223-02


状況に応じた臨機応変な対応と、参加者への理解と意識向上の呼びかけも必要ですね。

最後に、一般市民向けのクイックチェックポイントをご紹介いたします。
現段階では、下記のことを最低限順守していくことが必要でしょう。


~一般市民向け・クイック・チェックポイント~
【1】注意したいこと
・自分で体調管理を行い、体調がすぐれないときは朝夕の体温測定をする
・病院や施設での面会を控える
・人が多く集まる室内での集会への参加は必要なものだけに限る
・公共交通機関でつり革や手すりに触れた後は、鼻、口、目を触らない
・会社、学校、自宅に着いたら手洗いをする
・時差通勤でラッシュアワーを避ける
・テレワークを活用する
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合は、出来るだけ会社、学校を休む
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合に、人と接触する場合はマスクを着用し、手で鼻や口を触ったら手洗いをする
・体調不良の人と接する場合はマスクを着用する

【2】注意したい症状
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦や息切れがある場合
・37.5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が5日以上持続する場合

【3】病院にかかるには
・帰国者・接触者相談センターなどに相談してから病院(一般外来でなく、帰国者接触者外来)を受診する

【4】高齢者や基礎疾患のある人は
・毎朝夕、体温測定をする
・多くの人が集まる集会場などに行くことを控える
・インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンを接種していない人は医療機関で接種する

※日本感染症学会、日本環境感染学会が発表した2月21日資料「水際対策から感染蔓延期に向けて」から抜粋・要約
(引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00010000-telling-sctch&p=1)


投稿者: kameno 日時: 2020年2月24日 09:30

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