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新年から、床の間にこのような供物をお供えしていました。
これは、仏手柑(ブッシュカン)といって、カボスやゆずと同じ種類の柑橘類です。
高知県や鹿児島県で生産されていて、実が合掌する両手の形に似ていることから仏手柑と名付けられています。
実が少ないので、皮を砂糖漬けにしたり、漢方薬に利用されたりしますが、観賞用や供物などに用いられることもあります。
仏さまに関する名前のある果物をもう一つ。
こちらは、まるで、お釈迦様の頭の形のような、釈迦頭(バンレイシ)という果物です。
以前のブログ記事で、台湾の佛光山で新春行事でお供えされていたものです。
こちらは、果肉が大きく、白く粒粒を含んだクリーム状です。
ほんのり酸っぱい独特の触感を持ち、台湾ではポピュラーな果物です。
仏手柑も、釈迦頭も、仏前にお供えされる果物であり、それぞれの地域で親しまれているものなのです。