« 72回目の長崎原爆の日 | 最新記事 | 池のホテイアオイ »
8月7日に立秋を迎え、暦の上では秋になりましたが、まだまだ残暑厳しい日々が続いています。
特に台風5号が通過した直後、8日以降の暑さは湿度の高さも相俟ってさらに厳しさが増しました。
熱中症情報を見ると、11日も危険域に達する地方が多いですね。
天気予報の熱中症情報に留意して対策を十分に行ないたいものです。
貞昌院裏庭の池には錦鯉の日よけのため、よしずを渡して日陰を作っています。
この池は日当たりが良く、夏の日中は特に日差しが強いため、このような対策が必要になります。
水温が高い季節には、鯉の食欲も増し、その分水が汚れ安くなります。
また、鯉の産卵によって↓このように一気に水が濁ってしまうので、水質管理には十分注意しなければなりません。
貞昌院の池は、下図のような構造になっています。
鯉池から浄化槽にポンプアップして汚れた水を浄化するわけですが、この浄化槽の役割が夏の時期に特に大事になります。
浄化槽は4層に分かれており、最初の嫌気槽で汚物の沈殿と分解を行い、後ろの3つの好気槽で段階的に浄化を進めています。
浄化槽の中には、バクテリアの繁殖を促すためのプラスチック製のバイオボールや、ガラスを焼き固めた防犯砂利を収穫袋に詰めて沈めています。
嫌気、好気のバクテリアによって、汚れた水が浄化され、循環していく仕組みです。
あとは、定期的に浄化槽と池の底水を少し抜いていくだけで、池の水をきれいに保つことができます。
自然の回復力は大きいですね。
■貞昌院の池の様子は、ライブカメラでご覧いただくことができます。