客殿床暖房工事(1)

貞昌院の客殿は築50年ほどになります。
建築当初は畳敷きの広間でしたが、10年前に机ー椅子に対応できるよう畳からフローリングに改修しました。
客殿工事進捗状況

 

このたび、さらに冬場の快適性を向上させるために、床暖房設備を導入することといたしました。
(畳からフローリングに改修した際に、段階的に床暖房設備を設置できるよう設置スペースは予め設けてあります)

ということで、今週から工事が進行しています。
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床暖房については種々検討し、灯油による低温水式床暖房としました。
また、
・現在のフローリング床(畳から改修)の、大引き、根太、構造用合板は従前のものを流用
・床暖房設備を根太の間に追加
・表面のフローリング材は新しいものと交換する

という、必要最低限の設備追加を行います。
そのため、工事期間も短くて済みますし、費用も抑えられる。また床のレベルも変化なく仕上げることができます。

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現状のフローリング材と構造用合板を外したところ。
根太の間に敷き詰めている断熱材は撤去します。

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断熱材を新しく交換。真ん中にパイプを通すための溝が設けられています。

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新しく設置する床暖房パネルを裏から見たところ。
温水を流す銅管と、その熱を伝える放熱板がセットになっています。

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床暖房パネルを敷き詰めます。放熱板が全前面に広がります。

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既存の構造用合板を戻します。
今日の作業はここまで。

この後、構造用合板の上にフローリング材を敷き詰めていきます。
(続く)

投稿者: kameno 日時: 2016年7月13日 01:16

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