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真言宗豊山派の大本山護国寺に参拝いたしました。
護国寺は天和元(1681)年、徳川綱吉が母・桂昌院の願により桂昌院祈願寺護国寺として建立されました。
本尊は桂昌院念持仏の琥珀如意輪観音です。
参拝した4月18日は、ちょうど観音様の縁日で朝からの御開帳があり、まずは本尊様にお参りをいたしました。
御開帳の締めくくりとして、閉帳法要に参列いたしまいた。
法要後、岡本永司貫首老師(護国寺53代)に由緒縁起のご説明をいただきました。
本堂(観音堂)正面に祀られている本尊は如意輪観世音菩薩で、堀田正虎の母・栄隆院尼寄進によるものです。
また、冒頭にも触れたとおり護国寺は徳川五代将軍綱吉の母・桂昌院祈願寺護国寺として建立されていますので、いたるところに桂昌院の家紋(九連石)が印されています。
護国寺は震災、戦火を免れてきた貴重な寺院です。
東京近郊にある大本山の中で、創建当時の本堂が残されているのは護国寺のみです。
とても貴重な文化遺産でもあります。
天井絵や、絵馬、そのほか装飾の一つひとつが実に見事でした。
使われている木材は欅を主としており、丸柱は直径50センチを超える柱が52本にも及びます。
木材の調達には紀伊国屋文左衛門が携わったとされています。
ゆっくりと参拝させていただいた後、抹茶の御接待をいただきました。
参加者130名にご丁重な接待をいただきました。ありがたいことです。
心より感謝申し上げます。
(つづく)