芸術の秋・彼岸の入り

今日から秋彼岸の入りです。
一週間ほど前から貞昌院墓地の清掃を行っておりましたので、お参りしやすい環境になっていると思います。
秋晴れの好天が続きそうですので、どうそご家族皆様でお墓参りをされますようお勧めいたします。

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鶴見区の大本山總持寺では、今日から長廊下(百間廊下)でインスタレーションアートをの展示を行っています。

シアトル大学で教鞭をとられている嘉住直実さんの「Sarit」という作品です。

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「河/道」を形成する白い三角形の破片は一つ一つが手作りで、素材は洗濯をするときに使用する柔軟剤つきの繊維紙と一般的な蝋(パラフィン)を合わせて作ったものを天蚕糸に通し、小さな一滴/一欠片から始まる聖なる河/厳粛な道を徐々に大きく深くしていきます。
天井から吊るされた一本一本の天蚕糸は地上に降る雨を表現しています。また、この創造された河または道の中に、峨山禅師が峨山越えをされる際、總持寺で真読されたという「大悲心陀羅尼」、日本語とサンスクリット語(シッダーン書体)で書かれた写経が一文字づつ破片の中に書かれ、河/道の中心に流れるように組み込まれています。

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一ヶ月ほど前から總持寺で作品を制作されておりました。
何千もある三角形の小片をビーズとともに糸につけていく気が遠くなるような作業です。
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作品展示の前日までに長廊下に順次吊り下げの作業も終えました。

 

Sarit 嘉住直実現代アート展
Naomi Kasumi EXHIBITION
Sarit - Flow of compassion
9月20日~10月24日まで峨山禅師650回大遠忌・現代アート展が長廊下で開催されております。
「相承」 大いなる足音が聞こえますか のテーマをもとに作り上げられた現代アートの静かな空間。
アーティスト嘉住直実による手作りの無数の破片で「命と時の流れ」を表現した幻想的なインスタレーションアート作品をぜひご覧ください。

投稿者: kameno 日時: 2015年9月20日 11:46

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