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宗務所管内寺族会研修会が本覚寺様を会場として開催されました。
平素は本堂での法要儀式に中々参列することのない寺族さんですが、法要がどのように厳修されるのか、その進退の一つひとつを実践で学ぶ研修会でした。
仏具・鳴らし物、本堂各箇所の名称などの解説を交え、佛祖諷経(梅花上殿付き)を営みます。
最初の法要では導師・都寺・首座・維那位・堂行を宗務所役職員が勤め、
その後、導師を寺族会長さん、以下寺族の皆様による法要実践が行われました。
なお、寺族(じぞく)とは、曹洞宗においては次のように定義されます。
『曹洞宗宗憲』第八章「寺族」
第32条 本宗の宗旨を信奉し、寺院に在住する僧侶以外の者を「寺族」という。『曹洞宗宗制』「曹洞宗寺族規程」
第2条 寺族は、本宗の宗旨を信奉し、住職に協力し、ともに寺門の興隆、住職の後継者の育成及び檀信徒の教化につとめなければならない。
つまり、寺族さんは、お寺においては住職と ともに寺院活動を行うという、寺院活動の骨格を成すべく重要な役割を担っています。
その意味からも、今回は貴重な研修会となったものと感じます。