「佯狂( ようきょう )のあとで」review

Ⅰ 佯狂者が躓く前に
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Ⅱ 老婆誕生。堵列された蟻。
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Ⅲ 老婆誕生と一本の杭と蟻について
#家族の断片
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Ⅳ 空間であるはずのYの記憶と或る男Kの手記と女優A
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#或る男Kの旅の結末

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Ⅴ 彷徨う時の音と赤い傘を持ち続けるO。
限りなく闇夜に近づく世界の在処

#境界線にて
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Ⅵ 100年後の世界、言わば配列的言語
#砂上にて

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Ⅶ 或る男Oの覚醒と実態としての老婆Yの回顧及び羅生門における死人の証言について

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#群青なる死人の告白

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Ⅷ 或る男Oの懺悔と老婆Yの密室の出来事

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#或る男Oの罪状
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#空間であるはずのYの邂逅と輪廻するOの生成
第三の肖像 --- Yが老婆であること

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※写真はゲネプロにてkamenoが撮影しました。


作・演出 恒十絲

出演 朱尾尚生・近藤康弘・岩倉金太郎・芹澤あい・大勝かおり・北島莉恵・長谷川哲朗・内野修平・若松真夢・小山内薫
ドラマトゥルク 豊永純子
舞台美術 池原哲男(池原一級建築士事務所)
舞台監督 小林英雄
照明 赤田智宏(日高舞台照明)
音響効果 筧良太 行村剛
衣装 虎井想市
映像 大野悠生
振付 サミュエル・ボンヌ
演出助手 原田直樹 フレデリックW.
宣伝美術 近藤知佳
制作 高崎都
制作補 湯本綾子 砂盃賀絵

協力 亀野哲也(貞昌院) 木村文洋 佐藤徹 大杉謙治(ならしのすずめの会・主宰)
深田信幸 及川勝 小倉恭介(一握の土・理事) 新井孝一
(有)TKS 伊藤デザイン事務所 演劇集団イヌッコロ 国際舞台芸術交流センター (以上敬称略)

主催 IDIOT SAVANT theater company

投稿者: kameno 日時: 2012年2月20日 08:02

コメント: 「佯狂( ようきょう )のあとで」review

亀野さん、こんにちは
劇団の人達の熱演を感じましたが、スト-リ-が私にとっては大変に難解でした。亀野さんのブログを見て、話の構成が幾つもの話の組み合わせから成り立っている事が分りました。夫々の話の意とする究極の訴える先には「仏教の教え」「人の道」に繋がるものがある事は感じました。貞昌院が劇場化した1時間40分でした。お客さん達の年齢層が若い事にも驚きました。今の人達が、あの「佯狂のあとで」の物語の世界にあれだけ関心があるのであれば、マスコミの報道内容ももっと深く彫り下げる必要性があると思います。勿論、政治の世界も余りにも政局に走り過ぎていて、もっと人々の「真の生活実態」について、真剣に議論をし、司って欲しいと思います。「劇場化とは」?

投稿者 ちのしんいち | 2012年2月20日 11:08

この劇団の演出家、恒十絲氏は独特の雰囲気を持った方なのでしょうね。三陸の被災地、福島原発の被害者、ヒトラーの言葉など、四次元の世界を見る思いです。ここまで複雑に考える人はそう簡単には見つからないと思います。こうして観劇のあとにいろいろ考えさせる事まで演出家は考えたのかも知れません。今回の舞台、客層は三味線関係者も加わって大入りのようでしたが、現代っ子特に思い悩む事を否定しない女性が好む趣向であったかも知れません。

投稿者 ゴチ | 2012年2月20日 12:49

ちの様、ゴチ様
恐らく一回だけの観劇で内容を理解することは困難だと感じました。私も何度も演劇を拝見しましたが、それでもどの程度理解できているのかは判りません。
舞台の配置、照明、演者の表情、仕草、その一つひとつが意味を持っています。また多元的に進行していくそれぞれの世界が複雑に絡み合っています。
そこに小山内さんの三味線が絶妙に入り込んでいます。
出演者にとっては、会場の制約もあり相当大変な演劇だったと思います。しかし、それがゆえに、良い経験になっているのではないかと感じました。
当寺にとっても、とても学ぶことの多い演劇でした。
関係の皆様に感謝いたします。

投稿者 kameno | 2012年2月21日 08:48

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