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今日は久し振りの冬晴れとなりました。
夜には月齢8.9の月がくっきりと輝いています。
この月がだんだん満ちていき、満月となる次の土曜日には皆既月食となります。
今年の皆既月食は、深夜真南の高度の高い位置で観測できるため、絶好のコンディションとなります。
冬ですから、晴れる確率も高く、晴れさえすれば全国どこでもほぼ同時刻に観測できます。
国立天文台の位置情報をもとに横浜での皆既月食の進行をアニメーションで作成してみました。
横浜市における皆既月食の状況予測
食の状況 標準時:UT+9h 月天頂
状況 | 年月日 | 時刻 | 食分 | 経度 | 緯度 |
半影食の始め | 2011/12/10 | 20h31.8m | 0.000 | 176°21' | 22°33' |
部分食の始め | 2011/12/10 | 21h45.4m | 0.000 | 165°54' | 22°33' |
皆既食の始め | 2011/12/10 | 23h05.7m | 1.000 | 146°31' | 22°33' |
食の最大 | 2011/12/10 | 23h31.8m | 1.110 | 140°13' | 22°33' |
皆既食の終り | 2011/12/10 | 23h58.0m | 1.000 | 133°54' | 22°33' |
部分食の終り | 2011/12/10 | 1h18.3m | 0.000 | 114°31' | 22°33' |
半影食の終り | 2011/12/10 | 2h31.7m | 0.000 | 96°48' | 22°32' |
皆既月食は、地球の作り出す本影の中に月がすっぽりと入ることで発生します。
上右図を見てわかるように、月は中心からやや外れた位置を通り、食が最大となっても半影に近い位置となりますので、南側が赤っぽくやや明るい赤銅色の月食となるでしょう。
国立天文台では、何色に見えるか観測することを呼びかけています。
実際にどのように見えるのか楽しみです。
月食についてもう一つ。
通常の月の満ち欠けと月食の欠け方は同じようで全く異なります。
これは、2010年元旦に観測した月食の写真。
冒頭の写真と比べてみてください。
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