總持寺と一休さん音頭

ギャルも坊主もアゲアゲ↑になる盆踊りを見逃すな!

神奈川県横浜市鶴見にある總持寺といえば、曹洞宗の大本山として知られる立派なお寺。故石原裕次郎氏のお墓があることでも有名だ。 
しかしその總持寺、この季節にはまたちょっと違ったことで話題になるのである。
それは今年は7月中旬に、同寺境内でで行われる「み霊祭り」にある。み霊祭りとは、いわゆる「盆踊り大会」なのだが、ここのそれはちょっと……いや、かなり違う。
地元出身の元ギャルは言う。
「高校生くらいまでは鉄板で毎年行ってた。なにしろここの盆踊りは超盛り上がるんすよ。まずライティングなんですけど、あたしはここの盆踊りが子供の頃から普通だったからみんなそうかと思ってたんだけど、クラブみたいにレーザーばりに色とりどりのライティングで超派手なんす。あとスモークマシンとかもあるし、サウンドシステムもかなりデカイっす」
ライティング? スモークマシン? サウンドシステム??? いったいどんな盆踊りなのか?
「超盛り上がるアンセムになってるのは”一休さん”。盛り上がってくると3曲に一回の割合で一休さんが入るし、最終日の最後のほうなんか”アンコール!”の合唱でぶっ続けで一休さんなんてこともありますよ。で、若い坊主がステージ上から観客をロックするんですよ。これも中には坊主界のZEEBRAさんみたいな、MC的に上手な坊主だともうかなりヤバいっす」
もうまったく意味がわからない……という人のために、その「超ヤバい」盆踊りがこれだ!

「ラップソロ~総持寺盆踊り大会2007~」
「2010/7/19 総持寺 盆踊り大会 一休さんで大盛り上がり」
「2010夏 一休 ラストライブ」
「Rock’n一休さん!~総持寺盆踊り大会~」
(※ 上の動画は一般の方々が撮影された動画です)
それにしても、一休さんといえば臨済宗のお坊さんで、曹洞宗ではないのだが……。
当の總持寺に電話をしてみたが「特にそうした文献を残していないので、なぜ一休さんなのか、いつごろ盆踊りで流すようになったのかなどはわかる人がいない」とのこと。
話を聞いた地元の元ギャルは子供の頃から流れていたというので、二十年近く前から定番だったと思われる。
地元に根づき、こんなにも愛され、盛り上がる盆踊り。
今年は7月17~19日までの3日間開催される。
今年の夏は“一休さん”でロックされに行ってみるのも一興だ。
(日刊SPA! 2011.07.09 ニュース)



いつかは、こんな形の記事がどこかの雑誌に掲載されるのではないかと思っていましたが、やはり。
曹洞宗大本山總持寺(横浜市鶴見区)で伝統的に行われている「み魂まつり」いわゆる盆踊りの紹介記事です。
主催の三松会(さんしょうかい)諸師の継続的な努力によって、年々盛り上がっています。

大本山總持寺公式サイトの映像はこちら。
平成22年7月17~19日 み霊祭り納涼盆踊り大会(1)

 

櫓の上に登って踊りのリードをとる「踊り係(おどりけい)」は、この日に備えて準備、練習を余念無く行います。
その伝統は今も昔も変わらず。
特に、總持寺は棚経のほとんどが7月盆のため、7月13から15日あたりに行われる棚経廻りが一段落し、そのこともも、大変な盛り上がりの一因といえるでしょう。

また、今年は御移転(總持寺が能登から横浜に移ってから)100年の年に当たり、記念行事も予定されています。

 

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■追記

タナカカツキ先生振付けの一休さん音頭。
(ブログ記事本文とはマッタク関係アリマセン)

投稿者: kameno 日時: 2011年7月17日 13:05

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