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三陸といえば、ワカメ、牡蠣、そして様々な魚たち・・・・・・豊かな海は他では得られない海産物を生み出します。
東日本大震災では、津波により三陸沿岸の漁業が大きな被害を受けました。
漁業の復興のために被災地の方々も立ち上がっています。
その一つが「一口オーナー制度」です。
生産者が直接一口オーナーを募り、一人何口という支援金を漁業に用いる船舶や牡蠣選別施設、浄化用水槽といった設備投資や、種牡蠣・稚貝の購入に充て、収穫された海産物がオーナーに届けられるというシステムです。
既に幾つかのシステムが立ち上がっています。
※ここにご紹介した以外にもたくさんの一口オーナー制度があります。
義援金を寄託することも大切な復興支援です。
しかし、なかなか被災地に届かないというデメリットがあります。
対し一口オーナー制度は、支援をしたい場所に直接資金が調達されますので、即効性があり効率的な仕組みといえます。
通常のオーナー制度と異なり、復興までの道のりは長期に亘るかもしれません。
したがって、生産が軌道に乗り海産物がオーナーへ届けられるまでに何年かかかる可能性もあります。
けれども、復興までの道のりをともに歩み、収穫を楽しみに待つというのもの良いかもしれません。
バランスの取れた支援体制作りが必要だと感じます。
荒磯の 浪もえよせぬ 高岩(たかいわ)に かきも付くべき 法(のり)ならばこそ (曹洞宗宗歌)
力強い信念ば困難を乗り越えなし遂げる原動力になると信じています。