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茶室裏庭のサフランが満開となりました。
例年よりもたくさんの花が咲いています。
薄紫の花の中に臙脂色の雄蕊が三本。
そのコントラストが印象的です。
この雄蕊は後で収穫した後、乾燥させて香辛料として使います。
サフランライスやパエリアの鮮やかな黄色は、このサフランの雄蕊によるものです。
2007年のミャンマーの軍事政権に対する僧侶や市民らの抗議デモのことを「サフラン革命」というように表現する報道が目立ちました。
「サフランの雌蕊色の法衣」ということで名づけられた呼称です。
サフランの雄蕊の色とミャンマー僧侶の衣の色は良く似ています。
ただし、ミャンマーではサフラン革命とは言わず、「黄金革命」と表現するそうです。
今日行なわれる(行われている)総選挙では、連邦議会と地方議会の1163議席を決める選挙です。
但し、軍人固定枠として、4分の1は既に軍政側に割り当てられています。
残りの4分の3の1163議席を巡って、37政党3071、無所属82人が立候補しています。
うち、軍政側は、軍政幹部を抱える連邦団結発展党(USDP)から1135人、旧軍政の国民統一党(NUP)から980人を擁立。それだけで2000人を超えています。
対し、民主化勢力はNLDから分離した国民民主勢力(NDF)が約160人程度に留まり、ミャンマー民主党と合わせても260人程度となっています。
アウン・サン・スー・チー氏は自宅軟禁を強いられ、NLDは今年5月に解党、今回の総選挙へ公式な参加はありません。
軍政側は、選挙監視団、外国メディアの入国を完全に禁止しており、事実上軍政主導で総選挙が行なわれます。
残念ながら総選挙を行なう前から結果は明らかです。
民主化が遠のくミャンマーは、今後どのようになっていくのでしょうか。
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