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即心会の研修があり、坐禅会を開催している寺院を訪ね、どのように坐禅会を開催しているのか、その実践のノウハウについての意見交換を行ないました。
今回会場となった御寺院様では、毎月2回、日曜日朝に開催される坐禅会に毎回60人ほどの参禅があります。
昭和55年の坐禅会開催当初は数人だっだそうですが、やはり継続の力は大きいですね。
ムリをせず、かつ工夫を重ねるということが大切なようです。
さて、ここでとても良い情報をいただきました。
坐禅を行じる際に用いる坐蒲(丸い坐禅用のクッション)を「どこで」求めるかということについて、よく質問されるのですが、これまでは仏具店や衣屋さんをご紹介しておりました。
一つ5千円前後というのが相場ですし、やや固めのものが多いのですが・・・・
新居浜の瑞応寺・楢崎老師監修の坐蒲が新居浜市心身障害者福祉センター作業訓練所で作られ、頒布されています。
坐蒲 2,500円(紺色または黒色)
やや小ぶりながら、なかなか坐り心地の良さそうな坐蒲です。
坐蒲をお求めになりたい方は、是非購入候補に加えていただきたいと思います。
値段も手ごろですね。
この坐蒲を製作している社会福祉協議会の作業訓練所は、15歳以上の心身障害者(児)を対象に、通所により自立更正に必要な訓練や職業的な作業等を行い、社会参加を促進し、障害者の福祉の増進を図っている施設です。
作業訓練所では、 ご家庭で不要になった綿製品の衣類等の提供もお願いしているそうです。
○ウエスになるもの
※ 綿50%以上の布製品
☆ 綿製品 Tシャツ・綿シャツ
☆ タオル製品 タオル・タオルケット シーツ・バスタオルなど
連絡先
新居浜市心身障害者福祉センター 作業訓練所
TEL:0897-33-3341/FAX:0897-37-1710
http://www.n-syakyo.jp/b_handicap/b2/b2.html
最近私は沢庵和尚のことばに接しました。
「そのことに向けて、坐禅観法して体得し、骨髄に徹する」
というのです。そこでこれを「無生法忍」について試みようと真剣に考えています。つまり、苦しみの悪魔にとりかこまれ逃げられないきには、「ものは生じないという真理」を応用すればよい、そのためには、「心の中に別のものを入れること、例えば昼間では過去の実績を基盤とした胆力とか、寝床の中では入出息念定と数息観など、によって、無生法忍を体験することができる」と思うのです。
私は、実際に座る坐禅の時間は得られませんが、歩きながらでも坐禅と同等の効果を得る方法があるのではないかと思っています。その方法を今、探し求めています。
投稿者 zazen256 | 2010年6月 9日 04:40
zazen256様
>実際に座る坐禅の時間は得られませんが、歩きながらでも坐禅と同等の効果を得る方法があるのではないかと思っています
そうですね、只管打坐の実践を「坐る」ことのみではなく、日常の中でも意識せずに行なうことができるはずです。
無生法忍の体験もきっと得られることでしょう。
投稿者 kameno | 2010年6月10日 08:31