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さいたま市においてアートフルゆめ(希望)まつり が開催され、その一として東光寺において、讃仰特別法要が営まれました。
東光寺プロデュースにより企画された特別プログラムで、一昨年・昨年に引続き3回目の開催であります。
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「希望まつり特別讃仰法要・救済のメソッド」
?ごめんね・おさきにどうぞ?
車の交通が集中するとそこに渋滞がおこります。
このような状況の際に、自分勝手な運転をすると却って渋滞を悪化させます。
譲り合うことにより、渋滞が緩和されるということが渋滞学で検証されています。
これを日常生活におきかえますと、それは「おさきにどうぞ」と譲ることなのです。
譲ることはなかなか出来ないかもれませんが、それを「くせ」にすること、つまり慎みを身につけることで自分が安らぐだけでなく、まわりの世界を和らげ、ついにその混乱を救います。
これからお寺で行なわれることは、何百年も前から続いています正しい型に則った由緒あることばかりです。
正しい型は、正しい行動を導き、正しい心を導きます。
(賛仰法要・救済のメソッドコンセプトを要約)
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■特別出演
太鼓 大倉正之助
尺八 ブルース・ヒューバナー
随喜 百妖箱・東光大衆・随喜寺院
ディレクター 前川睦生
プロデューサー 松本誠諦
開場まもなく、堂内は多くの参列の方々で埋め尽くされました。
前半の東光寺諷経が行なわれ、引き続き口宣の後、参列者は異界巡りに導かれていきます。
異界巡りの間は佛祖礼が行なわれ、お釈迦様から歴代の和尚様がお称えされ、礼拝されます。
異界にはさまざまな妖怪たちが・・・・・
「ごめんね」「おさきにどうぞ」
須弥檀裏に至り、「ごめんね札」を受取り、心をこめて「ごめんね札」を託します。
大衆により地蔵歎偈が唱和され、堂内一匝、その後集められた「ごめんね札」は焼却されていきます。
参列の子どもたちが食い入るように見つめていました。
梵唄
羅漢講式勧講文
妖怪たちも異界から法堂に現れ、観音様に帰依していきます。
南無自他法界平等利益
僧も俗も、異界のものも一体となって法要はクライマックスを迎えました。
「伝統に触れる機会を広げる寺院の試みに感激し、ヨーロッパ公演を切り上げてまでも是非参加したかった」
(法要終後、大倉正之助さんのことばより)