チョコレート色の電車

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昨年、山手線にチョコレート色の電車が走っていました。
これは品川駅でその電車に出会った際にケイタイで撮影したもの。
明治製菓と山手線100周年のコラボレーションだったようです。

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山手線は「まあるい緑の山手線♪」というように、緑色というイメージが強いのですが、1909年から始まる歴史を Wikipedia などで調べてみると緑色の時代というのは意外と短いことがわかります。


山手線の色の変遷を右の図にまとめてみました。
歴史の半分以上がチョコレート色(正確には葡萄色)ですね。

このように昭和30年代まではチョコレート色が残っていたようです。
恐らくは東京オリンピック開催も決定し準次新型の電車に置き換えられていったのでしょう。

流石に昭和30年代のチョコレート色の山手線は見たことがありませんでしたが、私が小学生の頃は横浜線や南武線、鶴見線などにもまだまだ残されおりました。


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冷房など無く、天井の扇風機が車内の空気をかき回していたり、走っているときのモーターの音が「ガガガガガッガガ?」と五月蝿いうなり声を上げたりして、その人間くささが好きで、電車待ちをしていてチョコレート色の電車が来ると内心とても嬉しかった記憶があります。

ということで、久し振りにチョコレート色の電車に出会って昔の思い出が蘇りました。

今の電車は性能はよいのでしょうけれど、乗ってワクワクするようなものってあまり無いような気がします。

投稿者: kameno 日時: 2010年2月14日 00:09

コメント: チョコレート色の電車

私も2、3度見かけました。関西の阪急電車を思い出しました。阪急はチョコレート色ではないんですが、極めてよく似ています。山手線のチョコレート色の電車は落ち着いた雰囲気でよかったですね。

投稿者 天真 | 2010年2月14日 17:43

天真さん
私は一度だけの遭遇でした。
昨年末で終わってしまったようで、どうせならバレンタインデーの今日まで運行すれば良かったのにとも思っています。
「国鉄」のかつての電車に茶色が多いのは汚れが目立たないという理由だそうです。
そんな理由だったんですね?

投稿者 kameno | 2010年2月14日 23:26

こんばんは、
阪急電車の茶色はチョコレ?ト色でもなく「マル?ン」と呼ばれている大変上品な、深みのある色です。伝統を感じます。国鉄が黒ではなく、濃い茶色を汚れの目立たない色としていたのは、ブレ?キで金属粉が付着すると錆で汚れる為で、錆の汚れを目立たなくする色のようです。
阪急電車は足回りは黒ではなく、灰色に塗装しています。
汚れは放置するのではなく、洗車でいつも車両はピカピカです。流石ね関西の名門私鉄の伝統の風格を感じます。
そう言えば、お召し列車もオリエントエクスプレスも皆、上品な深みのある茶系の色ですね。

投稿者 ちのしんいち | 2010年2月16日 22:50

ちの様
国鉄の茶色(葡萄色)も、よくよく調べてみると戦前と戦後で色合いが違うようですね。
進駐軍により色を変えさせられたという経緯もあるとか。
汚れが目立たない色とはいえ、阪急のようにピカピカに磨かれて整備されていると風格を感じますね。
関西の私鉄にはあまり乗る機会がありませんが、以前乗車したときにそのように感じました。

投稿者 kameno | 2010年2月17日 11:06

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