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日泰寺前堂長 故 前川博邦老師による声明の記録が、日泰寺専門僧堂法王会によりまとめられ、DVDとして頒布されています。
■DVD収録データ
『古佛のまねび』(巻1)
地蔵歎偈 観音十大願文 1988/11/30
歎佛会法式 1988/12/01
主賛・維那 前川博邦
進退行法日泰寺僧堂大衆( 日泰寺本堂)
『古佛のまねび』(巻2)
声明規範 1988/12/01?1989/09/29
名古屋市日泰寺僧堂霊光台篠山市大仙寺室中において約一年にわたり収録された音声・映像を編集したものである
歎佛会、羅漢講式、観音懺法、大布薩式、授戒、飯台疏、白槌、十佛名、甘露門回向偈
『古佛のまねび』(巻3)
独唱 観音懺法 1989/02/08 於篠山市大仙寺室中
『古佛のまねび』製作にあたって?祖道元禅師の宗旨は佛の儀礼を修するものは佛であるというものである。
坐禅を含む佛の儀礼は個人の思弁を超えて錬磨されて来た。詮議されるべきことはないのではないが、伝統的な法要は佛の儀礼としてほぼ成立している。あとはこれを修するだけである。
その内容への言及が彿道への理解を深めるなどということはない。一大事は佛道を実修することにある。『古佛のまねび』と名づける所以である。
その時価道は成就する。研究議論いわゆる教家の所為また悟達などは彿道ではない。
教典や論議は彿道の実修のために必要なのであり、なくても佛道は可能である。すぐれた指導者があれば見聞するだけでも佛道の全体に通じることができる。即ち佛道は親しみ身につけるものである。
現代社会の最新の技術は彿道を修するに必要な情報の伝達をいとも容易にした。それが困難であるとかえって熟達することもあるが、現状はさらに進んでいる。価道の情報が地に敷き空に浮かぶように公開され、検索再生できるようにしたい。
講式のデジタルデータ化は末だ途上にあるが、ホームページでの公開も進めており、その実修の一助とならんことを切に願うものである。前川睦生謹記
DVDは日泰寺のサイトから購入できます。
また、同サイトからは歎佛会法式講本もダウンロードすることができます。
歎佛会法式 DVD型ブックレット(PDF)
歎佛会法式 A4型ブックレット(PDF)
このような貴重な記録をメディアによって伝える試みは、全国曹洞宗青年会でも行なわれており、『DIGIそうせい』としてこれまで
・万灯供養
・祈祷太鼓
・声明
をテーマとしてDVD/CDが製作・頒布されてきました。
映像・音の記録を、その時代の「旬」のメディアで伝えるということは貴重なことであると考えます。
デジタルアーカイブに係った全ての方々の思いの詰ったものでありますので、是非お求めくださいますことをお勧めいたします。
この種の資料は、経験上、すぐに役立たなくても、いずれ貴重な資料に成り得る可能性が多分にあるんですよね。
その時に入手しようと思っても......中々手に入らない場合が多々あります。
早速、活用させていただきました!
投稿者 叢林@Net | 2009年12月 2日 11:33
叢林@Netさま
このような資料は有志で製作することが多いため、部数も限られています。いざ欲しい場合でも中々入手できなかったりします。
今後はインターネットを通したダウンロード形式による頒布ということも為されていくことでしょう。
音楽業界では既にそうなっていますね。
投稿者 kameno | 2009年12月 2日 11:42