500の色の色鉛筆を楽しむ

鯉のぼりの泳ぐ空
15世紀のカリブ海
ポセイドンの深海
早春の忘れな草
雨上がりのあじさい
琉球の瑠璃柳
大正ロマンの紅藤
3月3日ひなまつり
母の日のカーネーション
インドのマンゴー
晩秋の柿の実
初夏の枇杷
夏祭りのほおずき
浜辺で拾った桜貝
夕暮れの彼岸花
八百屋さんの完熟トマト
ニッポニア・ニッポン
秋風に揺れるコスモス
安曇野のわさび
睡蓮の浮かぶ古池
おばあちゃんの草餅
シュッツトガルトの森
春霞の香具山
新月の松林
陽炎にゆれるモスク
5月の富士山
夏休みの朝顔
故宮の夜
紺碧の宇宙
子供の頃の茜雲
インカの太陽
シュリンプカクテル
八重咲きの鳳仙花
お姫様と毒リンゴ
白いテラスのレモネード
八十八夜の茶摘み
スコットランドの蔦の洋館
苔むす石畳
朝焼けのアルプス
ノルマンディの海に沈む夕日
紅葉の交響曲
暖炉の残り火
煉瓦通り
小春日和の冬木立
天津の甘い栗
クラリネットの音色
ブルージュのチョコレート
楊貴妃の梨の花
ギリシャの大理石
オーストラリアのアカシア
南半球のクリスマススカイ
地中海の妖精
長谷寺の牡丹
萩の夏蜜柑
ほろ酔いのピーチフィズ
鮮やかなサボテンの花
れんげ草のじゅうたん
あぜ道のたんぽぽ
孔雀の羽根
午後のアップルティー
ポケット一杯のキャラメル
野を駆けるサラブレッド
小鹿の散歩
中秋の名月
萌黄おどし
下校途中の猫じゃらし
新緑の風
森林浴
五月雨
クリスマスの樅の木
グラスホッパー
静かな湖畔
お正月の門松
珊瑚礁の海中散歩
瀬戸内に浮かぶ小さな島
ヒマラヤの青いケシ
月夜の杜若
ヒースの丘
珊瑚の首飾り
梅雨の晴れ間の青梅
柊のクリスマスリース
シベリアの針葉樹林
ナイチンゲールの歌声
アンデスの空ゆくコンドル
白百合のつぼみ
ペパーミントの葉
春の七草粥
月の女神・ダイアナ
キンセンカの咲く頃
雪降る夜のペチカ
10月のパンプキンパイ
にんじんのグラッセ
ミックスジュース
聖夜のキャンドルライト
山里のグミの実
カナダのスモークサーモン
アルプス乙女
スウィトピーの花束
女王カトレア
カシスソーダの誘惑
星影の桔梗
ため息のベール
闇夜のカーテン
博多の辛子明太子
キャベンディッシュの三日月
草千里
ゆでたてのさやえんどう
午前7時30分の露草
プリンスメロンのデザート
幸せを運ぶカナリヤ
雨に香る銀木犀
青磁の香炉
ビスクドールの頬
デリーのピンクローズ
ラスコーの壁画
雪ん子のほっぺ
フロリダのオレンジ
南アフリカのフラミンゴ
マロニエの並木道
日溜まりのマリーゴールド
出窓を彩るセントポーリア
盛夏の鬼百合
潮風にそよぐハマナス
夏咲きの東洋蘭
風にふくらむ合歓の花
アステカ王国のダリア
7月のグレープフルーツ
パルテノン神殿の夜更け
夕暮れのグランドキャニオン
カルガモの親子
5月の青麦畑
南極のオーロラ
ラムネのあぶく
バルセロナの聖火
サファイアの祈り
雪解け水と桜草
紅殻格子
山道のからすうり
巫女の紅袴
紫禁城の沈黙
プラムのタルト
夜明けのサフラン
子兎の小さなお耳
嵐のドーバー海峡
若返りの泉
朝日を浴びるなすび
南仏のラベンダー
聖母マリアのすみれの花輪
ミッドナイト
満開のアザレアガーデン
摘みたてのブルーベリー
プランター栽培のパセリ
輪切りのレモン
朝露に濡れる牧場
西部のテキーラサンライズ
クランベリージャム
大和撫子
新鮮なラディッシュ
薩摩ガラスのぬくもり
谷川のサワガニ
清少納言のあこがれ
雷小僧
コンロン山脈の闇のとばり
古代エジプトのリンドウ
新大陸に実る巨峰
ペルシャのざくろ
カルメンのバラ
ミモザサラダ
カスタードプティング
収穫まぎわの麦畑
ライオンのたてがみ
河川敷きの枯れススキ
落ち葉焚き
カフェロワイヤルの炎
神秘なる縄文杉
朝市のパンジー
水車と黒いチューリップ
温室育ちのブーゲンビリア
京菓子と抹茶
ファラオの時代のナイル河
青竹の一輪差し
木陰のコノハチョウ
小川の藻
台風一過の夕焼け空
静寂のアマリリス
エリカ街道
春の宵の矢車草
晴天のアドリア海
夕立の雨宿り
ジェラシー
朝食のスクランブルエッグ
ひまわり娘
檜の湯桶
ジンジャークッキー
春を待つ猫柳
満月に照らされたススキ
ハイドパークの芝生
尾瀬の水芭蕉
暗闇のキャッツアイ
金沢の友禅流し
英国のサクランボ
神に捧げた青銅器
火の鳥の舞
丹頂鶴のベレー帽
乙女座宮
石舞台古墳の深い眠り
土手に咲くキンポウゲ
古都の屋根瓦
くるみ割り
ネパールのベンガル虎
謎めく無人島
朝もやに霞むしだれ柳
広口瓶のピクルス
宇治の茶団子
水が薫る葉月
ヴァニラアイスクリーム
海で生まれた天使の翼貝
雪国の低い空
ティモール海の青海亀
レイシの果実
ローズマリーオイル
懐かしい金平糖
パリのカフェオレ
コンソメボラーユ
寿のいくら
夜明けを待つロンドン塔
飾り窓のヒヤシンス
額田王の茜
浅草の手焼きせんべい
入江のさざなみ
クレオパトラの真珠
キリギリスの演奏会
週末のレマン湖
日本海の漁火
輝く樹氷
シャンピニオンのかさ
お母さんのおしるこ
茶の湯の釜
霜の降りたキャベツ畑
白菜の浅漬
アポロンの月桂樹
軒先の干し柿
雨にむせぶ赤土
ペルーの更紗
涼しげな水羊羹
わらぶき屋根
ジュラ紀のアンモナイト
カッコウワルツ
旬の秋刀魚
冬のオホーツク海
湿原のツルコケモモ
バッカスの髪を飾る葡萄
お昼寝するチャウチャウ犬
たちこめる雨雲
ノースランドの羊の群れ
初めての口紅
山菜摘み
メキシコの百日草
蝉時雨の深山
夕日に染まる白壁
こおろぎの輪唱
夏の日よけの簾
おとぎ話のかぼちゃの馬車
古久谷の角皿
夏の終わりの20世紀ナシ
囲炉裏でつくる茶粥
木漏れ日のプロムナード
ブロッコリーサラダ
端午の節句の菖蒲湯
木の芽料理
アマゾンのジャングル
紅茶染めのテーブルクロス
竹の子掘り
シルクロード
木の幹のカブトムシ
甘ずっぱい青りんご
田植えの季節
ベゴニアの花時計
丘の上のポピー
弾ける野木瓜
アラビアンナイト
シオンの咲く庭
色づくいちょう並木
大輪の菊祭
ピーナッツバター
緑の黒髪
幸運の茶柱
ガイフォークスの花火
秋のおみなえし
アランバーンズの白馬
瞑想の孔雀石
タツノオトシゴ
やまびこ
校庭のテニスコート
キッシンググラミー
温泉の湯けむり
ほかほかの石焼き芋
ムール貝のワイン蒸し
金閣寺
秋の夜長のホットココア
津和野の花菖蒲
琥珀のブローチ
インド洋のアオヒトデ
山ほととぎす
雑木林のヤブレガサ
霧けむる山麓
初雪の空
ブラックチェリーパイ
アフロディーテの微笑
野辺に咲く黒百合
卵料理とパプリカ
春を告げるうぐいす
オランダの木靴
メープルシロップ
リスのドングリ集め
ランプの灯火
アルパカのセーター
天女の羽衣
高野山の肝だめし
竜宮の宴
雨を喜ぶあまがえる
北海道のじゃがいも畑
七夕の笹の葉
オレンジピール
桃源郷
屋久島のおさるさん
スペインのオリーブ畑
レディーマクベスの夜
すなけむり
黄昏のスフィンクス
鎮守の森
ライムのソルベ
コマドリの巣づくり
山東省の田舎道
藍の絞り染め
鹿鳴館の舞踏会
ベートーヴェン「田園」
栗毛の少女
春一番のふきのとう
かぼちゃのランタン
馬車のわだち
ヘリオトロープの香り
紫の炎
清らかなかすみ草
赤ちゃんの手
焼きたてのマドレーヌ
絹の光沢
スウェーデンのリンネソウ
残暑の頃のくず餅
星のきらめく夜空
四つ葉のクロバー
トワイライトゾーンの雪
宵の明星
夜露のマチュピチュ遺跡
お父さんがつくった笹舟
冬将軍の到来
湯上がりの梅酒
山際に沈む夕日
ラフレシアの謎
ピエロの涙
洋梨のコンポート
阿寒湖のマリモ
モニュメントバレーの残丘
野生のルピナス
若草の息吹
谷間に響くこだま
二月のアメシスト
天馬の駆ける空
咲き乱れる山吹
デンマークの菜の花畑
なみなみ注ぐティーオーレ
かごいっぱいのネーブル
木苺のゼリー
雨上がりのクモの巣
バイカル湖のラピスラズリ
雛壇の金屏風
水面に映える岸辺の葦
香ばしいフランスパン
1月の葉牡丹
街角のプラタナス
ファイヤーストーム
真夜中のミステリー
洗いざらしのダンガリー
寒空の三日月
リネンのテーブルクロス
初恋のミルクチョコレート
勝利に酔う土佐犬
花壇を縁取る芝桜
エトルタの海岸線
たらの新芽
コアラの好きなユーカリ
野山のピクニック
カヌー小僧とヤシの実
たぬきの鼓笛隊
氷柱のしずく
渓谷の深淵
銀の燭台
和敬静寂
夕暮れの雪景色
女学生の矢がすり
ニュージーランドのキウイ
おだやかな昼下がり
目覚めのブラックコーヒー
サハラ砂漠の風紋
羊飼いの角笛
マスカットキャンディー
メキシコの柱サボテン
魔法使いのマント
スズメノテッポウの草笛
高原のニッコウキスゲ
ネス湖のネッシー
たわわに実る黒すぐり
帆船の渡る海
粋に着こなす黄八丈
桐の箪笥
手づくりのリンゴジャム
傷心のティラミス
鉢植えのゼラニウム
椿の花咲く小径
長崎のビードロ
金沢の土塀
松ぼっくりのドアリース
せせらぎのカワセミ
森の茂みのオオルリアゲハ
華麗なジプシーダンス
アーサー王の剣の湖
切り株のテーブル
ひきたてのきなこ
温かいオートミール
ピースメモリーパークの鳩
大文字の送り火
初詣の焼きぎんなん
太陽のプロミネンス
モロッコのターバン
マホガニーの揺りかご
空を映す湖
咲きけぶる三椏の花
古本の皮表紙
国道沿いのカンナの花
セント・バレンタイン
セーブルの陶器
ベランダのセキセイインコ
モンゴルの大草原
イカすみのスパゲティー
薄氷の張る水たまり
ルナパークの噴水
ハレー彗星の伝説
カンパニュラの夢
風にのる萩の花びら
スターチスのドライフラワー
クリームソーダのはじける泡
原初の春
夢見る五月
休日の草野球
南国の楽園
潮騒
エメラルドの都
避暑地の軽井沢
プリンスエドワード島の夏
恐竜のいた原生林
古代の翡翠の曲玉
アラスカのブリザード
翠の風鎮
熱帯夜
ふるさとの海
愛のキューピッド
ためらい
サンタフェのテラコッタ
秋のウラシマツツジ
栗まんじゅう
祝言の朝の桜湯
杏の里の花便り
マドリッドのサングリア
ビーツの酢漬け
神話の中の悲哀
コロボックルの衣装
深山おろし
浅もやの中の山荘
優雅なネーレイド
シャム猫の澄んだ瞳
ポンパドゥール夫人の笑顔
岩陰のユキワリソウ
山桜のぼかし
ウェディングパーティー
ライラックのティアラ
いぐさの花むしろ
新緑の中の山ツツジ
オレンジシャーベット
トルコ石のプロミスリング
人魚のまとうローブ
夕張メロン
甲子園の砂
ぬかるみのムツゴロウ
霧雨の午後
平安京の藤棚
初秋の残霧
硝子窓をうつ北風
レッドテールナイト
夜明けの一瞬
ラムレーズン

モンゴルの草原色


この色を好む人は温厚な人柄で、
物事に対する姿勢や意見は率直で
包み隠しすることなく、
誠意ある行動をとります。
(c)Jun-ichi Nomura


フェリシモが先月から販売を始めた「500色の色えんぴつ」が大人気だそうです。
この色鉛筆セットは、平成4年に限定販売した500色セットの復刻版ということで、多くの再販希望の声に応える形での発売となりました。
(復刻されるのは良いのですが、以前は三菱鉛筆製、今回は中国製というのが少し残念です)

さて、この500色の色鉛筆、眺めるだけでも様々な想像力が喚起されますけれど、一本一本(一色一色)に名前が付けられているのがもう一つの特徴です。
命名は色彩学者・野村順一氏によりなされ、その色の持つ特徴や、その色を好きな人についての物語が提案されています。

冒頭の緑色はモンゴルの草原色だそうです。

このような色たちが紹介されている500色の色鉛筆特設サイトがとても美しいです。

color01.jpg

 

この記事の右側⇒に、500色の色鉛筆の色を再現して並べてみました。
(パソコンのディスプレィですから、実際の色鉛筆の色と若干異なることをご了承ください)

「色」の右側を「マウスを左クリックしたままなぞる」と、野村順一氏による色名が表示されるようになっています。

それぞれの色に、皆さんはどのような名前を付けますか?



逆に、
「ポンパドゥール夫人の笑顔」
「ナイチンゲールの歌声」
「カッコウワルツ」
「謎めく無人島」
「シルクロード」
「霧雨の午後」
「ベートーヴェン 田園」
「高野山の肝だめし」
「ためらい」
「熱帯夜」
「やまびこ」
「こおろぎの輪唱」
「谷間に響くこだま」 ・・・・

などなど、色の名前からどのような色をイメージするかを楽しむこともできますね。



年代によって、性別によって、国によって、傾向もことなるはずです。そういう学術的な調査も面白いですね。

 

モンゴルの草原の色も場所によって、時間によって、天気によって全く違う景色に見えました。何時間もの移動も全く退屈することはありませんでした。
色とそれから生み出されるイメージが固定化されてしまうことはつまらないことです。
しかし、それらを前提として自分のイメージと他人のイメージを比較してその差異を楽しむことや、先入観と実際の色との違いを実感することも面白そうです。




■蛇足

最近の絵の具や色鉛筆からは、かつてあった「肌色」という色名が消え、「ペールオレンジ」などの言い換えがされています。
人種には多様性があり、肌色も多種多様であるために特定の色を決めるのはおかしいという人権的な配慮からと言われています。

 

人種差別に対する問題意識から、人種・個人差・日焼けの度合いによって肌の色は異なるのに特定の色を肌色(フレッシュ)と規定する事はおかしい、としてこの名称を避ける動きがあり、クレヨン・クーピーペンシル・絵具等で従来の肌色を薄橙(うすだいだい)・ペールオレンジ(pale orange)等と言い換える場合がある(アメリカでは、たとえば1962年にCrayola社は肌色に相当するfleshの呼称をpeach「ピーチ」と呼び変えている)。
(出典: ウィキペディアWikipedia「肌色」項)

まあ、これも固定概念を植えつける上での弊害の一つですね。
となれば、500色の色名の中で気になるものが一つあります。

それは「赤ちゃんの手」という色名。
(右の色の中の何処にあるかを探してみてください)

これも少し配慮が必要だったかもしれません。




■関連ブログ記事
言語表現はいかにして多値論理体系で説明できるか3
投稿者: kameno 日時: 2009年7月 8日 10:43

コメント: 500の色の色鉛筆を楽しむ

頑張っていらっしゃるようですね。
「赤ちゃんの手」…なるほど、パールがかったクリーム色、イエロー・オーカー、肌色でしたね。(苦笑)
私も日本の色についての本を何冊か持っています。
勉強をするというほどでもないのですが、色の名前(和名)が余りにもきれいなので組み合わせとか調べたりしています。

私も「モンゴルの草原色」好きです。
洋服も小物もほとんど半数がこんなカエル色しています。(笑)
日本の色で例えると初夏の光をいっぱいに受けて天を突くように伸びる稲苗の色「苗色」でしょうか。

投稿者 さゅ♪ | 2009年7月 9日 01:09

さゅ♪ さん
やはり日本には日本の自然や文化に育まれてきた色名が似合いますね。
500色にも英語名が付記されていますが、どうもしっくりきません。
モンゴルの草原、水田に育つ稲、この季節には緑系の色がよく似合います。爽やかでいいですね。

投稿者 kameno | 2009年7月 9日 09:28

コメントを送る