昨日、地域の中で「寺院」が取り組むデジタルアーカイブについてのお話を2時間ほどさせていただく機会がありました。
(そのことについてはいつか追記するかもしれません)
先月開催されたBankartでのデジタルアーカイブに関するシンポジウムに出席させていただいた機縁で来訪された3人の方との楽しい時間でした。
雑談の中で、貞昌院のホームページを開設してしばらくした時に取材を受けた「横浜18区の本」の話題が出ました。
本棚を探してみると・・・・ありました。
書名:横浜的電脳「横浜でパソデジ」よこはま18区のほんシリーズ5弾
発行 横浜ブックレット刊行委員会
出版社:有隣堂
協力:横浜市
発行年月日:1998.01.06
なつかしいですね。
何故ホームページを開設したのか、そのきっかけなどについて今から10年以上前に取材を受けたものです。
巻頭のことばを引用してみます。
横浜は,開港以来様々な文化や,情報の交差点として多くの人々を受け入れてきました。横浜には,もののはじめ物語がたくさんあります。
例えば食べ物から理髪業,テニス,野球といったスポーツに至るまで。
新しいものに取組む姿勢は,今でも横浜の元気の源となっています。
21世紀は,本格的な高度情報化社会が到来します。インターネットだけではなく,病院と患者さんをデジタル通信網で結ぶ在宅看護への応用,教育ツールとしての活用,防災ネットワークの構築といった多岐にわたる応用が期待されています。
パソコンも随分手ごろな価格まで安くなってきました。
これをキッカケに,地域情報を発信したり,入手したりしながら,世界とインターネットで交流を深めて,新しい元気な横浜を一緒につくっていきましょう。
(横浜ブックレット刊行委員会委員長・高秀秀信)
それから11年、横浜は開港150周年を迎え、さまざまな記念行事が行われ取り組まれています。
インターネットなど情報網の進展も、当時は考えられない速度で進んでいます。
この本に紹介されている方々を追跡取材して、同じように纏めてみると面白いかもしれませんね。
「よこはま18区のほん」第5巻「横浜でパソデジ(横浜的電脳)」は,横浜でデジタルメディアを使って情報発信したい方々のために,ショップ,スクール,プロバイダー情報を集めました。
パソコン上達の早道は,自分にあったパソコン活用法を早く見つけることです。
最近爆発的に普及しているインターネットは,自分で手軽に情報発信・収集に便利な道具です。
まずは18区から発信される情報を眺めながら,パソコンと親しくなってはいかがでしょう。
(横浜ブックレット刊行委員会)
情報発信=メディア=布教 という構図は、その媒体こそ異なれ、伝えたいという思いはなんら変わるものではないのです。
それにしても、当時はダイヤルアップ環境でインターネット会議を行っていたのです、良い思い出です。
・・・なつかしい。
会議録を読み返してみてもちゃんと会議になっていたところが凄い!
亀野さん、おはようございます
大変貴重な、記録であると思います。既に、絶版であれば、是非、最近話題の電子出版をして頂きたいと思います。素晴らしい!
投稿者 ちのしんいち | 2009年5月 1日 11:22
ちの様
もしかすると図書館に在庫があるかもしれません。
市内におけるたくさんの事例が盛り込まれておりますので、今読み返してみても充分に得るものがあります。
投稿者 kameno | 2009年5月 2日 13:11
お寺とインターネットは、ミスマッチどころかベストマッチではないかと思います。
能登の総持寺祖院の場所は、七百年前、或いはそれ以前から、百年ほど前までは、スーパーコンピューターのルーターみたいな土地でした。
鶴見の総持寺の場所は、百三十年ほど前からは、同じくスーパーコンピューターのルーターみたいな土地になりました。
数年前に総持寺祖院に御参りさせて頂いた時に、その事を確信致しました。
曹洞宗は大変見識の高い教団だと承知致しております。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 3日 04:41
マレーネの父親様
>お寺とインターネットは、ミスマッチどころかベストマッチではないかと思います。
まさに同感です。
>能登の総持寺祖院の場所は、七百年前、或いはそれ以前から、百年ほど前までは、スーパーコンピューターのルーターみたいな土地でした。
仰るとおりですね。
瑩山禅師が日本曹洞宗の太祖として、高祖道元禅師とともに両祖と称される所以であります。
以前 http://teishoin.net/blog/000967.html このような記事を書きましたけれども、まさに人・寺院を結びつけるハブやコネクターの役割を果たしていると思います。
投稿者 kameno | 2009年5月 3日 11:51
中央志向の単一の組織論では、形成される、そのルートも当然ながら中央を単一に指向してしまいます。
宗教教団が、これをやると伝奏第一主義になるのではないでしょうか、、、。
数年前の晩夏の日に、能登の総持寺祖院の山門の前に立ち、また日本海の浜に出て、螢山禅師の構想の深さや展望の広さに思いを致しました。
繰り返しになりますが、総持寺祖院の場所は、時代を先取りしたスーパーコンピューターのルーターのような場所なのです。
人が、ある土地の有効性を認めて、その有効性が六百年続いたなら、それは卓見と言う形容では済まないように思います。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 4日 00:47
今少し解かり易く書きますと、螢山禅師と言う方は、日本における越の国の位置を本質的に鋭く捉えられた方なのでしょう、、、。
南回りに進んでも、北廻りに進んでも、越の国、取り分け能登は、日本の中心なのです。ただし、中心主義の中心ではなく、
網の目状に組織する際の中心なのです。
まさにインターネットです!
これは卓見以上の卓見です。
私が、総持寺祖院の門前や日本海の浜で感じ思いをめぐらしたのは、この事でした。
螢山禅師が構想したのは、単なる教線ではなく、網の目状の教線だったのでしょう、、、。
どなたか、史料で、この事を証明してくださいませんか、、、。
あるいは、この構想で螢山禅師についての小説を書きませんか、、、。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 4日 06:04
マレーネの父親様が祖院の門前や日本海の浜で感じ思いめぐらしたものと同じ思いを瑩山禅師も感じていたのかもしれませんね。
結果的に瑩山禅師は明峯禅師?明峯十二門派、峨山禅師?廿五哲・・・というように「法脈」「伽藍」両面において各地に根を広げていきます。
江戸期延宝年間には曹洞宗の寺院は実に17,549か寺、うち永平寺末は1,370か寺、總持寺末はその12倍の16,179か寺であったといわれています。このあたりのダイナミックな流れは歴史小説としても良い題材になりますね。
投稿者 kameno | 2009年5月 4日 09:16
早々のレスを有り難う御座います。
寺院本末研究も、私の研究テーマの一つです。十数年前に、研究をスタートさせた時、寺院本末帳を手にして、kameno様が、レスで書いてくださった数字を目の当りにしました。
道元禅師の映画が出来ましたが、螢山禅師の小説や映画が出来るといいですね、、、。
目下、私の調査・研究はマレーネの育児に追われて中断しています。
それから、宜しければ、私を「マレーネの御父さん」と呼んで頂けますか、、、。「マレーネの父親様」と呼ばれるよりも語呂も良さそうです、、、。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 4日 10:13
マレーネの御父さん
>道元禅師の映画が出来ましたが、螢山禅師の小説や映画が出来るといいですね、、、。
ホント、そうですね。
>それから、宜しければ、私を「マレーネの御父さん」と呼んで頂けますか、、、。
了解しました。
それでは、これからは「マレーネの御父さん」ということで。
投稿者 kameno | 2009年5月 5日 00:20
何時も早いレスを有り難う御座います。
簡単に自己紹介をさせて頂きますと、十年ほど前は、マリリンの父親を致しておりました。マリリンはY大学の「地域猫の会」のメンバーでありました。その後は、マーシャの父親を致しておりました。マーシャはモスクワ〇〇大学で演劇の勉強などを致しておりました。ここ数年はマレーネの父親を致しております。マレーネは観音経が大好きです。
十数年前に、身の程も弁えず、教導職須知略の研究などを始めましたところ、池田先生に拾われ、某学会の会員の末席を汚しております。池田、学会と書きましたが、池田先生は曹洞宗の僧籍を持つ方で御座いますので、念のために申し副えます。
今後とも「マレーネの父親」「マレーネの御父さん」を宜しく御願い申し上げます。
なお別件で御座いますが、こちら様のPCの時計は10分から15分ほど進んではいないでしょうか、、、。
私のチェックに誤りが御座いましたら御許しください。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 5日 12:44
マレーネの御父さん
自己紹介有難うございます。
そうでしたか。今後ともよろしくお願いいたします。
>こちら様のPCの時計は10分から15分ほど進んではいないでしょうか、、、。
すみません、何を元に判断されておりますか補足願えないでしょうか?
この書込みを行っているパソコン、webサーバはtime.nist.gov により時刻を定期的に同期しているはずなのですが・・・・
一応ライブカメラに表示されている時刻をチェックしてみましたが電波時計と一致しています。
投稿者 kameno | 2009年5月 5日 13:19
申し訳ありません。私の方のケアレス・ミスです。
その上、私の12:44PMのカキコで正常を確認出来たにもかかわらず、急な電話が入り、訂正と御詫びをお伝えするのが遅くなりました。
お騒がせ致しました。失礼いたしました。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年5月 5日 13:54
マレーネの御父さん
了解いたしました。これからも何かありましたらご指摘くださるようお願いいたします。
投稿者 kameno | 2009年5月 5日 14:26