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9区応援記の続きです。
ゴール直前、日本橋三越の前で最終区のランナーたちを応援しました。
最初に飛び込んできたのは黒いユニフォーム、東洋の高見。
追いかける早稲田・三戸は着実に差を詰めるも、一歩及ばず二位に甘んじました。
9区ののんびりした沿道の応援風景と一変し、観衆の数も半端ではありません。
また、選手たちも最後の力を振り絞って駆け抜ける姿に声援の声も自然に大きくなります。
ゴール直前で 中央学院と大東文化、東京農大と国士舘の逆転劇も目の当たりにしました。
例年に以上に白熱した争いが展開されました。面白かった!
応援しながらの撮影でしたので、写真のアングルが様々ですが、その点はどうぞご容赦ください。
それにしても、今年の東洋大学は5区柏原の走りと、それに触発された各選手の着実な走りによって往路・復路・総合優勝をもたらしました。
まったく凄い一年生が入ったものです。
東洋大学は昨月、部員の逮捕により出場すら危ぶまれる事態に追い込まれ、選手たちは「走れることに感謝しよう」という一心で一丸となって駅伝に取り組んだそうです。
それが実を結んだのでしょう。
本当におめでとうございます。
昨年に引き続き2位となった早稲田は本当に悔しい結果になりました。
復路スタート直後、山下りのエキスパート加藤が自分本来の走りをすることができず、東洋を引き離して襷を繋げることができなかったことを最後まで引きずってしまった感があります。
駅伝は何が起こるかわかりません。
けれども、全体を通して一度抜かれても、そのまま引き離されてしまうのではなく、粘り強く着いていって抜き返すといった光景も印象に残りました。
今年の結果をバネに、また来年に繋げてくれるものと期待します。
「今回は出場させていただけることに感謝して走ろうをテーマとし、この2日間で実行できた。優勝という言葉は出さず、しっかり走れ、とだけ言った。そういう中でいい展開になった」(東洋大・佐藤尚監督代行)「総合優勝も最優秀選手も実感がわかない。一人が頑張ればみんなが頑張るというムードが、こういう結果になったと思う」(東洋大5区・柏原竜二)
「自分も選手も(総合優勝できると)油断した。安全運転し過ぎた。(最上級生の)竹沢が抜けるのは痛いが、3年生は残るので、今度は駒大のようなチーム力を付けたい」(早稲田大・渡辺康幸監督)
「惨敗です。こういう結果なので仕方ない。(シード権を逃し)もう一度原点に戻る。選手たちにもそう伝えた」(駒澤大・大八木弘明監督)
第85回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)
最終10区ゴール手前(三越前)通過順
4 中央学院大学 木之下翔太
4 大東文化大学 木村茂樹
6 山梨学院大学 赤峰直樹
----------------シード権の壁----------------------
■総合成績(順位・大学名・記録)
1 東洋大学 11:09:14
2 早稲田大学 11:09:55
3 日本体育大学 11:13:05
4 大東文化大学 11:17:48
5 中央学院大学 11:17:50
6 山梨学院大学 11:17:56
7 日本大学 11:18:14
8 明治大学 11:18:16
9 関東学連選抜 11:18:20
10 中央大学 11:18:33
-----------------------シード権ここまで
11 国士舘大学 11:19:07
12 東京農業大学 11:19:17
13 駒澤大学 11:20:20
14 専修大学 11:24:59
15 神奈川大学 11:25:07
16 亜細亜大学 11:25:39
17 拓殖大学 11:26:31
18 東海大学 11:28:04
19 順天堂大学 11:28:09
20 帝京大学 11:28:21
21 上武大学 11:28:54
*22 青山学院大学 11:29:00
*? 城西大学 記録なし
今年も宜しくお願い申し上げます。家にいる時間はずっとテレビで観戦していました。出掛ける時はラジオ(NHK、文化放送)でチェックしました。毎年何が起きるかわからないのが箱根駅伝の面白さですね。ここ何年かは御殿場から大雄山へ行く途中で箱根を回る事がありますので、以前よりも身近に感じるようになりました。今日は、函嶺洞門の出口付近で応援の人達が着ぐるみの被り物を持ちながら楽しんでいたのがテレビに映っていて笑いました。
投稿者 天真 | 2009年1月 3日 20:40
天真さん
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の駅伝は例年以上に楽しむことができました。実際に応援に行くことができるということは何よりの幸せです。
沿道の応援スタイルも様々ですね。車にデコレーションをつけていたりといった楽しい光景をたくさん見ました。
投稿者 kameno | 2009年1月 3日 22:05
若い人に限りませんが、人が頑張っている姿は美しいし感動を受けます。また、その姿に無心に応援をする人々の姿にも感心します。
自分だけ頑張っても、だれか一人故障すれば良い結果は得られない駅伝と言う競技、毎回色々な事を教えられます。給水を受けた後のボトルの処理の仕方にも、その人の受けた躾が垣間見られました。
投稿者 うさじい | 2009年1月 4日 07:55
うさじい様
今年も箱根駅伝を堪能してまいりました。
只管走る姿を只管応援するというスタイルが駅伝人気の理由なのかもしれないですね。
選手たちが走り抜けた数十分後には何も無かったかのようにいつもの光景に戻ります。警察をはじめ運営スタッフ、観衆皆の力によって円滑に運営されている姿もすがすがしいものです。
投稿者 kameno | 2009年1月 4日 13:52
こんばんは。
今回の東洋大学の初優勝は、失礼かもしれませんが、予想外でした。
優勝候補の一角、早稲田大学は、もう一歩で逃してしまい、残念でした。
駒澤大学は、シード落ちの惨敗でした。
駅伝は、何が起こるか分かりません。
選手の写真を、楽しませていただきました。
走っている姿は、どの選手も美しいですね。
投稿者 ぜん | 2009年1月 4日 22:14
ぜんさん
こんばんは
東洋大学は向こう三年間とてつもない山のエキスパートを得ましたが、それでも油断は大敵でしょう。
駒澤も良い経験になったのではないかと思います。
思えば、私のブログの最初の記事において、早稲田大学があと一歩でシード権獲得ならずメンバー全員で悔し涙を流している写真を掲載しました。
その悔しさがあるからこそ今のチームがあるのだと思います。
早稲田の渡辺監督は「駒大のようなチーム力をつけたい」と話しています。
駒澤にはそれだけの総合力があるのですから、来年以降、きっと良い結果を出してくれるものだと期待しています。
投稿者 kameno | 2009年1月 4日 23:41