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近年、診療科における医師の偏在が顕著となり、比較的医療環境の恵まれている都市部においても産婦人科や小児科の医師不足が問題となっています。
出産のために受入れ先の産婦人科をもつ医院を探すも、それをを拒否され、悲しい結果となったという報道も目立つようになりました。
この根本的な原因をもたらす『医師の偏在』には、つぎのような2つがあるとされています。
二つの『医師の偏在』
■地域格差=へき地における医師不足
■産婦人科や小児科の医師不足=都市部においても診療科における医師の偏在が顕著
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貞昌院は横浜南部に位置しておりますが、ごく近くに神奈川県立こども医療センターがあります。
このような医療施設が身近にあるとこうことは、とても心強いことです。
必要なときに必要な医療を受けることができることの有難さは常日頃感じているところです。
この病院には、それこそ医療を受けるために県全域から様々なこどもたちが集まりますが、場合によっては、付き添いの方の宿泊も考慮して病院にて診察を受けなければなりません。
救急搬送の場合でも、時間経過とともに救命率は低下してしまいます。
また、産婦人科や小児科の医師の方々の負担の増加も見逃せません。
診療に大人よりもずっと手間がかかるにもかかわらず、小児科の診療報酬が大人とほとんど変わらないということも大きな問題です。
このままでは産婦人科や小児科の医師がますます減っていってしまうという負の循環に陥ってしまいます。
世界に眼を向ければ、医療環境の格差はさらに顕著です。
こどもたちが健やかに育つ社会のために、『医師の偏在』の現状が少しでも改善されますことを願ってやみません。