ハート形のギンナン、厚木で見つかる

ハート形のギンナン、厚木で見つかる


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見ているだけで幸せになりそうなハート形のギンナンが、厚木市中荻野の戒善寺で見つかった。
寺にある樹齢約五十年のイチョウからは毎年、約三十キロのギンナンが採れる。今年も檀家(だんか)におすそ分けするため拾い集めた住職の神部文雄さん(69)が、天日干しをしようと並べていて発見した。
県立相模原公園(相模原市)によると「四つ葉のクローバーを見つけるような確率」。二つの花が密着した状態で咲き、そのまま一つの実になったなど理由はさまざま考えられるという。
「若い木だから情熱が一つの実に託されたのでは」と神部さん。
檀家や参拝客の話題になっているが「三歳の誕生日を迎える孫へのプレゼントに」と決めている。

(神奈川新聞 2007/10/21)



貞昌院の境内にも名木古木として市により指定されている銀杏(イチョウ)の木があります。
両方とも雌の木なので、秋にはそれこそたくさんのギンナンが落ちてきます。
水にしばらく浸けておいた後、皮を取り去り(この作業が大変!)、現在種子の部分を乾燥させる作業を行っています。

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(こちらは貞昌院のギンナン)


種子の形は大きく分けて2種類あり、上の写真のように断面の角が2つのものと3つのものがありますが、冒頭のニュースのようなハート型のギンナンというのは未だ見たことがありません。
「四つ葉のクローバーを見つけるような確率」というよりは「宝くじに大当たりする」くらいにずっとずっとレアなのではないでしょうか。

ハートの形は、silphiumという植物の実の形が起源という俗説があります。
ニュース写真のギンナンはまさにそれを髣髴させるような形です。

それにしても、お孫さんへのプレゼントというのはいい話ですね。
慈愛のこころがこもったハートのプレゼントの話題でした。



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投稿者: kameno 日時: 2007年10月22日 14:37

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