台風4号日本を縦断中

台風4号 近畿直撃へ

 大型で非常に強い台風4号は14日午後、鹿児島県大隅半島に上陸した。今後は東寄りに進路を変えながら、17日朝ごろまでにかけて四国や近畿、東海、関東を通過し、日本列島を縦断する恐れがある。九州から本州の広い範囲で大雨や暴風、波浪などの警報が発令されており、大荒れの天気が続きそうだ。
 気象庁によると、台風4号は14日正午現在、鹿児島県枕崎市の南南西50キロを、時速30キロで北東に進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル。最大瞬間風速は60メートルで、中心から南東側240キロと北西側190キロ以内で風速25メートル以上の暴風域に入った。
 鹿児島県の屋久島では午前8時10分に45メートル、種子島では午前8時に40・2メートルの最大瞬間風速を観測。今後、4号は午後6時には宮崎県延岡市の西南西約40キロに進む可能性が高い。
 一方、台風周辺の暖かく湿った空気が南から流れ込み、西日本の太平洋側を中心に激しい雨に見舞われている。この大雨で7月の総雨量が熊本県八代市大金峰で810ミリ、鹿児島県垂水市高峠で955ミリ(ともに午前9時現在)と1年間の降水量の3分の1に達した。
 15日昼までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で、近畿南部600ミリ、四国太平洋側と九州500ミリ、東海450ミリ、甲信350ミリ、近畿中部と関東300ミリ、四国瀬戸内側250ミリ。
(産経新聞)



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ここ横浜も激しい雨が降り続いています。
今日は納骨が2件あったのですが、雨の日は参列の方も大変ですね。
まだ風がそれほど無かったことが救いでした。

さて、九州を中心に大変な被害をもたらしている台風4号ですが、これから日本列島を縦断するコースをたどっています。
大きさも勢力も、これまでに類をみないほどの台風ということですから注意が必要です。

自然の力は偉大ですね。
つい先日まで、この時期としては記録的な水位低下となっていた四国の 早明浦ダムですが、この台風のお陰で一気に貯水量が増え、貯水率は本日正午現在で50%を超えました。

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早明浦ダムは、過去の貯水率曲線を見ると、台風によって貯水率が一気に回復する傾向が強いことがわかります。
まだ雨は続いているので、平年貯水量に近いところまで回復するのではないでしょうか。
この地方の方々にとっては、まさに恵の雨をもたらす台風となっています。


それにしても、海水面水温が高いことや、活発な梅雨前線の影響で、勢力を維持したまま、台風の勢力はなかなか衰える気配をみせていません。
厳重な警戒が必要です。

投稿者: kameno 日時: 2007年7月14日 17:09

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