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まもなく半夏生を迎えます。
天文学的には、黄経100度の点を太陽が通過する日ですから、7月2日ごろになる訳ですが、なぜ半夏という名称なのかというと、僧堂の九旬夏安居(旧暦4/15-7/15)期間のちょうど半分(真ん中)の日だからという説があります。
また、半夏生の日は毒草が生え、毒気に満たされるという思想があり特別な食事を取ったり、農作業は基本的に中止したりという風習が残されています。
この日には、福井では鯖を食べ、関西は蛸を食べ、京都では団子を食べ、香川では饂飩を食べる習慣があるそうです。
地方色豊かですね?
ということで、まもなく半夏生となるわけですが、この日が近づくと、半夏生の一番上の葉が白なります。
この植物には、半夏生ではなく、半化粧という字を当てたりもします。
白い葉が少しづつ生えてきている様子です。
暦をみなくても、半夏生が近いことがわかるのです。
自然は正直ですね。
このように白い葉が出てきたら、半夏生はもうすぐ。
自然の営みを見ていると、なんだか「時計」があるように思えてきます。
昔、母が「たちあおい」の花が下から咲き出すと上に上り詰めるまで咲いたら、本格的な夏がやってくる。。。と言ってました。あのころはほんとにそうでした。秒針のない夏への花時計。
このごろは・・もう上までいっちゃってるのもあったりで「?」
北極の氷の時計は早く進むし、私の目に映る風の時計は少しずつずれていく。
それでも星はかわらずにめぐり、明日はやってくる。生業の中で・・
投稿者 ゆが | 2007年6月28日 09:28
自然の移り変わりを見て季節を感じるということが、なかなかできなくなってきています。
少し寂しいですね。
せめてこのブログで感じていただければ本望です。
投稿者 kameno | 2007年6月28日 10:48