まもなく半夏生

まもなく半夏生を迎えます。
天文学的には、黄経100度の点を太陽が通過する日ですから、7月2日ごろになる訳ですが、なぜ半夏という名称なのかというと、僧堂の九旬夏安居(旧暦4/15-7/15)期間のちょうど半分(真ん中)の日だからという説があります。

また、半夏生の日は毒草が生え、毒気に満たされるという思想があり特別な食事を取ったり、農作業は基本的に中止したりという風習が残されています。


この日には、福井では鯖を食べ関西は蛸を食べ京都では団子を食べ香川では饂飩を食べる習慣があるそうです。
地方色豊かですね?


ということで、まもなく半夏生となるわけですが、この日が近づくと、半夏生の一番上の葉が白なります。
この植物には、半夏生ではなく、半化粧という字を当てたりもします。

白い葉が少しづつ生えてきている様子です。
暦をみなくても、半夏生が近いことがわかるのです。
自然は正直ですね。

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このように白い葉が出てきたら、半夏生はもうすぐ。

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投稿者: kameno 日時: 2007年6月27日 17:26

コメント: まもなく半夏生

自然の営みを見ていると、なんだか「時計」があるように思えてきます。
昔、母が「たちあおい」の花が下から咲き出すと上に上り詰めるまで咲いたら、本格的な夏がやってくる。。。と言ってました。あのころはほんとにそうでした。秒針のない夏への花時計。
このごろは・・もう上までいっちゃってるのもあったりで「?」

北極の氷の時計は早く進むし、私の目に映る風の時計は少しずつずれていく。
それでも星はかわらずにめぐり、明日はやってくる。生業の中で・・

投稿者 ゆが | 2007年6月28日 09:28

自然の移り変わりを見て季節を感じるということが、なかなかできなくなってきています。
少し寂しいですね。
せめてこのブログで感じていただければ本望です。

投稿者 kameno | 2007年6月28日 10:48

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