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貞昌院の客間は下の図面のようになっています。
茶室・如是庵が出来る前は、茶室としても使われており、炉も(上図?の位置に)切ってありますし、水屋もあります。
現在も時々茶室として利用しております。
お客様が御越しになった際は、この部屋でお休みいただくことも多いのですが、客人と接する場合、貞昌院では?の席にお客様にお座りいただき、お迎えする貞昌院側は、?の席に着いておりました。
先日、とある方から、それはおかしいのではないか、客人を出入り口側に座らせるのは失礼だとの指摘を受けました。
このブログをご覧の方にご意見をいただければと思うのですが、この場合の上座、下座はどちらでしょうか。
お客様はどちらにお座りいただくのが失礼の無い位置でしょうか。
今の状態を写真でご紹介すると・・・・・・
ポイントは
(1)出入り口の位置:ただし、客人がいらしている間は客人の後の出入り口は使わず、?の写真に見える右側の出入り口を利用します。
(2)水屋と渡り廊下の位置
(3)座席からの眺め
(4)違い棚の位置
(5)方位:床の間が西、客人側が北
の中で、どれを優先すべきかということになると思います。
今までは、窓からの眺望を優先していたのですが、どれが重要なのか、それによって意図していなくても相手に不快感を与えてしまう可能性がありますので難しいところですね。
そのような指摘をくださり、考えるきっかけをくださったことに心より感謝します。