大本山總持寺授戒会第五日目

第五日目(十四日) 第五号

 四時振鈴
一、暁天
一、上殿直ちに総諷経
 一号目(尊宿諷経)
 二号目      
一、朝課 荒神眞讀のみ
       荒神讀込み
 課罷
一、説教
一、戒源師供養諷経
一、因脈授與(於 汲古室)
一、御両尊献粥諷経
一、三師朝参の拜
一、小参
一、小食飯臺
  粥罷巡堂


十時十五分打出し
一、禺中歎佛
一、戒壇上供諷経
一、御両尊献供諷経
一、午時飯臺


 一時二十分打出し
一、禮佛説戒
一、亡戒諷経
一、因脈授與(於 汲古室)
一、戒弟入浴
一、御両尊献湯諷経
一、総諷経
一、薬石飯臺


 順列巡堂 (七時出発予定)

一、懺悔道場〔於 大祖堂〕



いよいよ授戒会も第五日目・懺悔を迎えます。
懺悔とは、キリスト教では「ざんげ」と読み、悔い改めることですが、仏教では「さんげ」と呼び、まごころに立ちかえることをいいます。
懺悔道場においては、戒弟一人一人が戒師大禅師さまに顔と顔を対して、まごころをこめて懺悔します。
人生の日送りにおいては、犯してしまっている小さな罪(つみ)・科(とが)は無数にあります。
その罪科には、気がついているものもあるでしょうし、気がつかないものもあるでしょう。
たとえ人のために良かれと思って成した行為であっても、結果的に相手を傷つけてしまうかもしれません。それも罪科の一つといえます。
無量の小罪に気がつくこと、そして、それを懺悔し、過ちは繰り返さないこと、それが大事なのでしょうね。
懺悔を経て身も心も浄らかになり、明日の本道場(正授道場)に臨みます。

写真は笈摺(おいずり)
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投稿者: kameno 日時: 2007年4月14日 03:41

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