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暖冬で龍井茶の茶摘みを繰り上げスタート 西湖龍井茶の収穫はじまる新華社浙江:3月6日、杭州扇家山村では西湖龍井茶の収穫が始まった。暖冬の影響で、今年は例年より早く茶摘みのシーズンを迎えている。
新華社・ライブドアニュース
彼岸の初日は日曜日と重なり、かなり大忙しでしたが、2日目は多少余裕ある時間を過ごす事が出来ています。
こんな日の午後はお茶でも飲みながらゆったりしたいものです。
さて、お茶といえば、やはり中国が本場ですね。
紀元前2世紀には、司馬相如の『凡将篇』などにお茶の記述がありますから、少なくとも2200年以上の歴史があるということになります。
お茶を飲む習慣は唐?北宋の時代にはかなり一般化したとされています。
日本には、栄西が最初に茶の苗木を持ち帰ったといわれています。
『南浦紹明』により茶道が興され、茶道具・茶会などの作法が発達し、日本独自の茶の湯へと発展していきます。
中国のお茶といえば、半発酵の烏龍茶が有名ですが、龍井茶(ロンジン茶)という日本の緑茶のようなお茶もあります。
龍井茶は杭州・西湖周辺の龍井村が茶の名前の由来であり、清朝の乾隆皇帝がこの井戸水で淹れたお茶が最もおいしいと言ったことでも知られる「龍井泉」があります。
また、西太后が愛飲していたことで貢茶に指定されたことにより、龍井茶が有名になりました。
龍井茶龍井茶は、中国で代表的な緑茶の一種であり、杭州の特産として知られている。中国の代表的な緑茶であるが、(煎茶の名前の通り)煎ることで茶葉の中の酵素を熱変性させ発酵を止めるので、茶葉は蒸してある日本の緑茶よりも緑ではなく、形も扁平形をしている。飲み方は、コップに茶葉を入れ、85〜100度の熱湯を加える。茶をコップの二割程残して、お湯を加えてゆき、味がなくなってきたところで茶葉もろとも捨てる。中国では墓参りの時期として有名な清明節前に採取した茶葉で作った龍井茶が高級品「明前茶」として扱われる。
杭州のその産地により、獅峰、西湖、梅家烏、雲栖の四つに分けられる。有名な物があれば必ずその偽物が作られるが、龍井茶もその例に漏れず、中国では、杭州一体で採れる茶を遥かに上回る「龍井茶」が生産されている。偽物を排斥する努力が、官民揚げてなされているものの、効果の方は疑問である。元来、龍井茶は杭州の西湖の西にある龍井村で産出された茶から、その名前が摂られている。従って、偽の龍井茶が流通している現状を揶揄して「龍井茶不出於龍井村(龍井茶は龍井村から出て来ない)。」と、有り難くない評価がされている。大都市の一般店で売られている“龍井茶”は、ほとんどが杭州一帯で採られた茶葉で作られた龍井茶ではない、と言われているが、それを確認することは難しい。近年、生産地を冠した龍井茶、例えば「佛山龍井茶」等の“龍井茶”も製造販売されている。
Wikiペディア
これが中国杭州・龍井茶の茶畑です。
日本のように機械できれいに刈り揃えれられてはいないですね。
3月上旬から清明節(日本のお彼岸のような行事)の時期に収穫された茶葉が最高品と言われています。
早速、正式な淹れ方による龍井茶をいただきました。
上質の日本茶に似た香りがします。飲んだ後に甘さが口の中に残るのが特徴です。
Wikiペディアの淹れ方・飲み方とはちょっと違っていました。
【龍井茶の淹れ方】
グラスに茶葉(量は、150ccに対し3g 程度)を入れ、まず3分の1くらいまで90度のお湯を注ぐ。
3分程度待った後、70度のお湯を継足し、さらに5分くらい待つ。
お茶を戴く。
70度のお湯を継足して、5煎位まで楽しめる。
茶葉は食べられる。
私たちが訪問した時、ちょうどこの茶畑の裏手では、こんな大会が行われていました。
『西湖龍井茶炒制技術演示』
・・・・報道陣による人垣が出来ています。
こりゃあ、行かないとならないですな。
報道陣の振りをして、人垣の中に入っていきます。
(ショッピングタイムに抜け出してスミマセン)
おお!
見事に揃った茶葉。
形はまさに一芯一葉。
どうですか?この艶のある緑色の輝き。
「生の茶葉がしんなりする程度に乾燥させて、約300度の釜に入れ3時間ほど手で焙煎する。
そして、茶葉を熱い釜で押しつけるようにして扁平に仕上げる。
釜の温度や茶葉の微妙な変化を、押し付けた手のひらで感じ、最適な煎り具合にするんだ」
というようなことをインタビューで答えていたはずです。
日本茶は、蒸すことによって発酵を止めますが、中国の緑茶は、このように熱い釜で煎ることにより発酵を止めます。
コクがある口当たりのよさと甘み、そして香りは、このようにして産み出されるのですね。
それにしても「龍井茶不出於龍井村」という言葉が気になります。
やはり本物の龍井茶は、ここに来ないと味わえないのでしょうか。
【関連リンク】
ガルボ 龍井茶特集
http://happy.woman.excite.co.jp/garbo/040426/tea_01.html