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パソコンで作業をする時間が長くなると、眼に負担がかかってきます。
このブログも、パソコンのモニター画面を通してご覧になっていると思います。
パソコンのモニター画面は、充分に調整していないと眼に必要以上の負担がかかり、疲労が蓄積してしまいます。
より快適な環境で仕事ができるように、そして、写真がより美しく見えるように、この機会に、最適な状態に調整を行ってみては如何でしょうか。
なお、ここでの調整は必要最小限のものであることをご了承下さい。
また、WindowsXPを対象として調整例を説明させていただきます。
まずは、モニター画面の適当なところで「右クリック」⇒「プロパティー」で、「画面のプロパティー」が出ますので、その調整を行います。
画面の解像度は、これがきちんと合っていないと表示にムラができたりします。
「画面の解像度」のスライドバーを調整して、画面の文字が滲みなく表示される解像度に合わせて下さい。
次に、「画面の色」は、色数を一番多いもので選択してください。
特に16ビット以下になっていますと、写真がきれいに表示されません。
リフレッシュレート 【refresh rate】垂直走査周波数 【vertical scan frequency】
ディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数で、ディスプレイの画面描画の速度を表す。「垂直同期周波数」とか「リフレッシュレート」とも呼ばれる。単位はHz。垂直走査周波数70Hzのディスプレイは1秒間に70回画面を再描画する。この値が高いほど、画面の解像度や同時発色数を上げることができる。おおむね70Hz以上だと画面のちらつきが気にならないと言われる。
IT用語辞典
簡単にいうと、パソコンの画面は、高速に書き換えられています。この書き換えが一秒間に何回行われるかというのが「リフレッシュレート」です。
したがって、この値が低いと、ちらつきが目立ってしまいます。
お使いのモニターが「CRTモニター(=ブラウン管)」の場合は、「リフレッシュレート」をできるだけ大きな数値に変更してみる事をおすすめします。
具体的には、最低でも75Hz以上だとちらつきがだいぶ少なくなります。
なお、「液晶モニター」の場合は、この「リフレッシュレート」を上げても、効果はほとんどありません。
なぜなら、液晶のバックに光源があるため、ちらつき自体が抑えられているからです。
しかし、液晶モニタでも、微調整を行う事によって、ぼやけやにじみが抑えられることがあります。
その微調整のためのソフトをご紹介します。
この項は、「画面のプロパティー」の「詳細設定」⇒「色」タブで調整します。
パソコンを起動してから5分以上経ってから、画面に垂直方向から眺めてください。
まずは画面の明るさ、コントラストを調節します。
下のチャートの、赤・緑・青・モノトーンのグランデーションが全部きちんと区別できますか?
上端にある真っ白、下端にある真っ黒が、灰色になってしまわない範囲で、かつグランデーションが全部均等な段階となって区別できるように調整してください。
次にガンマ値の調整です。
ガンマ補正 【gamma correction】
γ(ガンマ)値とは、画像の明るさの変化に対する電圧換算値の変化の比で、これが1に近づくのが理想だが、素子の特性により機器によってそれぞれ異なった値となる。このため、元データに忠実な表示を再現したければ、これらの誤差を修正する必要がある。これがガンマ補正である。
ディスプレイにおいては、パソコンから出力されるカラー情報と実際のディスプレイの輝度が比例関係になるようにガンマ補正を行なっている。OSの側で接続しているディスプレイを選択する場合、ディスプレイごとにガンマ特性を記録したファイルを読み込み、最適な輝度で表示されるように調整を行なっている。
IT用語辞典
「Adobe Photoshop」 や「Photoshop Elements」 がインストールされている場合は、「コントロールパネル」にある 「Adobe Gamma」 で調整を行うことができます。
「Adobe Gamma」 がない場合は、下のパターンを画面から少し離れて、正面から眼を細めて眺めてみてください。
左と右の明るさの一致したところの数字を読むと、それがモニターのガンマ値です。
ガンマ値は、Windowsでは2.2程度、Macintoshでは1.8 が最適とされています。
ガンマ値が上記の値に近づくよう、「画面のプロパティー」の「詳細設定」⇒「色」タブ で明るさ・コントラスト・ガンマなどを調整してください。
念のため、再度、一段階前の画面の明るさ、コントラストをチェックしてみてください。