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風をひき雪をなし、歳を序あらしめ、および溪林万物をあらしむる、みな梅花力なり 『正法眼蔵』「梅花」
自然は立派やね。
私は日記をつけておるけど、何月何日に花が咲いた。何月何日に虫が鳴いた。
殆んど毎年違わない。規則正しい。そういうのが法だ。法に適ったのが大自然。法に適っておる。
だから、自然の法則をまねて人間は暮らす。人間の欲望に従っては、迷いの世界だ。
真理を、黙って実行するというのが大自然だ。 (NHKスペシャル 『永平寺 104歳の禅師』より)
歳の初めに咲く花でもある梅花。
貞昌院の境内も、梅の花を皮切りに次々と様々な花が開花していきます。
しかし、降雪のない冬は、観測史上初ということで、冬らしい冬がない分、春の訪れも、実感としてあまり沸かないですね。
もうサクラやツツジが咲いてしまったり、いまだ落葉樹の葉が落ちていなかったり・・・・
自然を支配する梅花力も、この極端な暖冬では、その力を発揮することができないのでしょうか。
緑萼梅。
名前のとおり、萼(ガク)が緑色の梅の花です。
一般的な白梅は一つ前の写真のように萼が赤いのですが、このように萼が緑色であるため、遠くから咲いている様子を見るとまるで緑色の梅が咲いているようです。
> kameno先生
先日はお疲れ様でした。
それにしても、このような道元禅師が自然的事象に見出す「力」は様々ですが、極めて具象的であります。力が、何か存在から離れているのではなくて、本当に一つ一つの存在に、力が見えているというのが、特徴です。
梅華力、これもまた良い言葉ですね。
投稿者 tenjin95 | 2007年2月 5日 13:30
tenjin95 さん
お疲れ様でした!
一つ一つの存在に力が見えている・・・・境内に咲く花たちを観察していると、その梅花力の一部でも見えてくるような気がします。
投稿者 kameno | 2007年2月 5日 14:31