内部障害者を理解するために

心臓手術展示会『心臓手術ってどんなもの?』?キッズ大会?


手術で使用する器具を使ってみましょう
心臓超音波装置で実際の心臓の動きを見てみましょう
人工心肺装置を動かしてみましょう
豚の心臓で手術を体験してみてください
ペースメーカー、人工弁、人工血管を手に取ってご覧ください


平成18年12月23日(土)13:00-17:00
神奈川県立こども医療センター旧講堂にて


これは、常日頃お世話になっている神奈川県立こども医療センターから地元の小学校に配られた展示会の案内です。


心臓手術は、ここ数年の間にかなり進歩しました。
結果、現在では、生まれつき心臓に障害をもつ子どもたちの大半が、赤ちゃんのうちに手術を受けることができ、健康児と変わらない生活を送れるようになっています。

しかし、一度の手術で終わらず2度3度と手術が必要であったり、ちょっと歩いても息切れしたり、不整脈の危験を日常絶えず感じながら生活しなければないことも多いのです。

ところが、このような患者さんは、車椅子を使っているわけでもなく、盲導犬に導かれているわけでもなく、外見からは分かりにくいため誤解されやすいのが現状です。

心臓病に限らず、このような患者さんは、内部障害者と呼ばれています。

最近、ようやく、一般の方たちの意義を意識を高め、正しく知ってもらおうという動きが起こってきました。

冒頭の展示会は、その活動のうちの一つです。

内部障害者の多くは、日常、薬を飲み違えたり、飲み忘れたりしてはいけないという不安の中、文字通り毎日を命懸けで生きています。

医療技術が進歩し、手術が生後早期におこなわれるようになった結果、以前では助からなかった重篤な患者も助かるようになってきました。
それにともなって、内部障害の子どもたちも増えています。

学校で、地域で、内部障害の子どもたちと一緒に生活している健康な一般の子どもたちに、内部障害について考え、体験できる、こういう展示会が毎年行われている事はとても素晴らしい事です。


そして、このような高度医療機関が近くにあることに、心から感謝しています。

投稿者: kameno 日時: 2006年12月21日 08:09

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