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SOTO禅インターナショナル主催の講演会(永平寺・本講)が、開催されました。
安居僧の皆さんに、幅広い視点を持っていただけるよう、また、国際布教への志をもっていただくきっかけになったら・・・と、大本山永平寺様のご協力をいただきながら毎年一回恒例で行っている行事です。
監院寮拝問。
和やかな雰囲気でご挨拶をさせていただきました。
町田先生の一言一言ゆったりと、しかしながら力強い語り口が印象的でした。
講演の後の質疑応答。
予定時間を大幅に延長しての論戦が展開されました。
忌憚の無い意見を取り交わすということはとても大切なことだと実感させられました。
約2時間余の時間があっという間に過ぎ去っていきました。
講演の内容につきましては、SOTO禅インターナショナル会報などにてお知らせする予定です。
取り急ぎの速報でした。
■講演の概要は下記をごらんください。
http://teishoin.net/blog/000424.html
ドイツ人の妻はプロテスタントですがキリスト教とイスラムとのあるいはユダヤ教との対立を見ていると仏教のどちらかというと茫洋とした印象が魅力的に映るようです。禅はドイツでも少なくともその名前は有名ですがもちろん実際に体験できる場所は限られていますし、「聖書」に対応する経典が仏教では整備されていないので、ドイツ人としては、まずは何を読んでいいのかわからないのが欠点でしょう。日本でも和訳の経典が文庫化したのはごく最近です。同じようなものがレクラム文庫にでも入ればいいのですが。ドイツの仏教研究は伝統がありますがサンスクリットからはともかく日本の仏典の独訳はないようです。本だけが重要ではないとはいえ気軽に読めるものが必要だと思います。
投稿者 廣川 明 | 2006年7月 4日 16:07
原典をそのまま引くのではなく、自らの言葉で率直な意見を交わすと言うことはとても大事ですね。
講演会後半の質疑応答のやりとりは、まさにそれでした。
経典を身近にすることはとても大切ですね。
とっかかりの敷居を低くしなければなりません。
投稿者 kameno | 2006年7月 5日 06:40