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隣の永谷天満宮で、茅の輪=(かやで作られた大きな輪)が役員さんにより作られ、天満宮の鳥居に取り付けられました。
今月末に行われる夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)の準備です。
カヤ(萱、茅) は、チガヤ(茅萱、茅草)やアシ(葦、芦、蘆、葭)、ススキ(芒、薄)など、屋根を葺くために使用される草本の総称である。それによって作られた屋根を茅葺(かやぶき)という。
(Wikiペディアより)
カヤは古代から日本人の生活に深いかかわりを持ってきました。
非常に強い草で、丈夫な地下茎をもち繁殖します。
夏越しの大祓は、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う伝統的な儀式です。
茅の輪をくぐることにより、疫病や罪蔵が祓われるといわれています。
永谷天満宮では、6月30日午後に茅の輪くぐりの神事が行われます。
くぐり方は左まわり・右まわり・左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜けます。
こうして、心身ともに清らかになって、あとの半年間を新たな気持ちで迎えるのです。
茅の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞鳴尊(すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づきます。
昨年のトピックスはこちらです。
http://teishoin.net/blog/000165.html
神道の秘儀という本で茅の輪のことを知り、それ以来各地の茅の輪の形やくぐり方に興味を持ってみています。
使わずに居れば、こんなに邪魔な草はありません。菖蒲の葉など芳香を放つものが邪気を払う、というのであれば納得がいくのですが、なぜこれらの草が選ばれたのか気になるところです。
投稿者 usagi | 2006年6月26日 05:40
語源由来辞典によりますと
ちまきは中国から伝来したもので、古くは「茅(ちがや)」の葉で包んでいたため、「茅巻き(ちがやまき)」と呼ばれた。
「茅」は「ち」とも言い、主として「ち」が用いられるようになったため、「ちまき」と呼ばれるようになった。
端午の節句にちまき食べる習慣は、中国の屈原の故事から邪鬼を祓うものとされるが、関東ではちまきではなく柏餅が一般的である。
http://gogen-allguide.com/ti/chimaki.html
と書かれています。
日本の神話でも中国の故事でも「邪鬼を祓うもの」という共通点があるのが興味深いですね。
投稿者 kameno | 2006年6月26日 15:18
はじめまして。
こちらの以前の記事「ネジバナは右巻きか左巻きか」の記事を拝見し、TBさせていただきました。
こちらには検索でたどりついたのですが、驚いたことに、我が家は永谷天満宮まで徒歩15分くらいのところにあります。お正月は毎年お参りします。
もうすぐ二十歳になる息子が平塚の幼稚園で茅の輪くぐりをやったことを思い出します。
興味のある記事がありそうですので、またお邪魔させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
投稿者 ミントのみん | 2006年6月26日 18:03
ミントのみんさん、お近くの方なんでね。
コメント&TB有難うございます。
これも何かの縁です、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 kameno | 2006年6月26日 21:43