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冬の星空は、明るい星が多く、空気が乾燥していることもあって、光害の多い場所でもとてもよく観察できます。
なにしろ、全天に一等星はわずか26個しかないのですが、そのうち、11個の一等星を、この冬に眺めることができるのです。
そのうえ、すばるやオリオン大星雲など、肉眼でも観察できる星団・星雲も多く、ちょっとした双眼鏡や天体望遠鏡さえあれば、時間を忘れて天体観測を楽しむことができるはずです。
冬の星たちの中で、特に印象的なものが、冬の大三角でしょう。
一番明るいおおいぬ座のシリウス、真っ赤に輝くオリオン座のベテルギウス、そしてこいぬ座のプロキオンにより構成される綺麗な三角形は、明るい街中でも直ぐに見つかります。
光害の無い場所ならば、冬の大三角形の中を、天の川が縦断しているのも見ることができるでしょう。
先ほど、冬の大三角周辺を撮影してみました。
それほど暗い夜空ではないので、肉眼では天の川はあまり良く見えません。
写真に撮っても、残念ながら天の川はよく写らず、露出時間をこれ以上延ばしても白く写るだけです。
子どもの頃は天の川、よく見えたんですけどね。
星座早見板や、天文ソフトがあると天体観測をもっと楽しむことができますが、お薦めのソフトをご紹介します。
Stella Theater Pro というソフトです。
http://www.toxsoft.com/sswpro/index.html
対応機種:MS-WindowsXP, 2000, Me, 98, 95, NT4.0, NT3.51
【概要】
Stella Theater Proは、シェアウェアの天文・プラネタリウムソフトです。全世界の任意の地点における、任意の時刻の星空をディスプレイ上にリアルに再現することができます。
画面には約9.5等までのおよそ26万個の恒星をはじめ、星座や星座絵、主な銀河や星雲・星団、太陽や月・惑星・彗星などが表示できるなど、データ量も豊富です。
自動モードで時間を自動的に進めたり、天体を追尾や天体の動きを軌跡として表示することもでき、月の満ち欠けや、夕焼け・朝焼けも表示できます。星図の印刷機能も搭載、太陽系ウィンドウで太陽系の外観も表示できます。
惑星や星など、天体の動きを軌跡としてグラフィカルに表示したり、日食や月食を再現することができます。恒星の固有運動を計算して過去や未来の星座の形を再現したり、古代中国の星宿を表示することもできます。
このソフトは、個人的な趣味での活用はもちろん、授業や学術的にも充分に使える本格的なものとなっています。
詳しくは下記をごらんください。
【機能解説と授業での活用のヒント】
http://www.toxsoft.com/sswpro/kaisetsu/index.html
■Stella Theater Proによって、上の写真を撮影した時刻の星空をシミュレートしてみました。
非常にお恥ずかしい話ですが・・・
私は、つい最近家内に教わるまで北斗七星が解りませんでした。
星座表と見比べて、このくらいの大きさと勝手に想像していた先入観から、もっと小さなものを子供の頃からずっと北斗七星だと思っていたのです。
妻に教わった北斗七星はとても大きく、それが解ったら他の星座まで簡単にわかるようになりました。
何かの縁で、今まで混沌としていたものが急に明瞭になるようなことは、私のような無知蒙昧の徒には多分にあります。
こちらのブログで毎日勉強させていただいたお陰で、不明だったものが解る様になりました。これからもご教導ください。
来年も、良い歳になりますようお祈り申し上げます。
投稿者 usagi | 2005年12月28日 13:12
usagiさん、コメント有難うございます。
街中で生活していると、なかなか星空を見上げる機会は少なくなってしまいます。
最近は火星の大接近や小惑星イトカワの話題など、天文関連のニュースもありました。
そういう機会にでも星空を眺めてみると、新たな発見はがあったりします。
本年もいろいろと有難うございました、来年もどうぞよろしくお願いいたします。より良い年になりますように。
投稿者 kameno | 2005年12月28日 13:35