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黙々と働くと思われていた働きアリの約2割が、実はほとんど働いていないことを、北海道大大学院農学研究科の長谷川英祐助手(進化生物学)らが確認した。長谷川助手らは、林の土中などに生息するカドフシアリ約30匹ずつの3つのコロニー(血縁集団)を、石こうでつくった人工の巣に移し、1匹ずつマーカーで印を付けて観察。
1日3時間、昨年5月からの5カ月間で、行動類型を分類した。すると「女王アリや卵などをなめてきれいにする」「巣の掃除をする」「エサ取りをする」などの労働行為をするアリは各コロニーの約8割で、「停止している」「自分の体をなめている」「何もせず移動している」だけで、ずっと働かないアリが約2割いた。
このうち1つのコロニーで、最もよく働く6匹を取り除いてみたところ、次によく働くアリの労働量が増えたが、働かないアリは何があっても働かなかった。働かないアリは、年を取って働けないか、そもそも寄生するだけの存在とも考えられるが、長谷川助手は「働かないことでコロニーに何らかの貢献をしている可能性もある。 集団で行動する生物にとってどんな個性が必要なのか、興味がある」と話している。
私は、その指揮のような役を担わせて頂いているのですが、このプロジェクト、コンピュータ入力を伴なったり様々な証書を解読したりといった複雑な作業でもあるため、なかなか大変なんですね。
それでも、皆さん、それぞれ真剣に取り組んでいただけることがとても有り難いです。
何人もいると、傍目には、進捗が遅かったり、無駄話ばかりしているように見える仲間もいるんですね。
しかし、それはそれで、貴重な人材であることにはかわりありません。
仮に、効率が悪いだろうということで、人を切って、進捗の優秀な人ばかり残したとします。
けれども、それでは、ギスギスした心地悪い、息苦しい雰囲気に包まれてしまい、全体の結果としては必ずしも最大の効率を生み出さないということなのかも知れません。
全員が一心不乱にバリバリ働いている、そんな職場、絶対に嫌です。
癒しをもたらす役割を果たす(怠け者のように見える)人がいてこそ、職場は効率良く回るのでしょうね。
また、いつもは我武者羅に頑張っている人も、たまには癒し系の役割を果たしてみることも必要なのではないでしょうか。
プロジェクトのゴールまであと数ヶ月。
一歩一歩、着実に進めていきましょう。
追記:このプロジェクトは無事終了しました。
御手伝いいただいた皆様、本当にお疲れ様でした!
宗務庁退任のご挨拶とお礼
トラックバックありがとうございました。勉強になりました。
投稿者 よねけん | 2005年11月 3日 13:27
トラックバックありがとうございました?♪
また時々遊びに来ます。
投稿者 姫 | 2005年11月 5日 11:08
よねけんさん、姫さん、コメント有難うございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
投稿者 kameno | 2005年11月 5日 21:58
「足並みの揃わぬ者を誹るなかれ!彼は、貴方よりも偉大な太鼓のリズムに足並みを合わせているかも知れない、、、」という言葉が在ったと思います。
確かルソーかと、、、。
投稿者 マレーネの父親 | 2009年10月10日 03:21
マレーネの父親さん
まさにその名言の通りなのかもしれないですね。
それに、「有事」の際には怠け蟻も一斉にきちんと働くそうです。
社会的なシステムとしてうまく機能しているのですね。感心させられます。
投稿者 kameno | 2009年10月10日 08:51