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貞昌院の大施餓鬼法要を26日に控え、境内・墓地の草刈清掃もほぼ完了しました。
皆様のお越しをお待ちしております。
あとは本堂、広間など、建物内部の準備を行っていきます。
また、大施餓鬼法要の直前、午後2時からはシャオロンさんをお招きして中国琵琶の演奏をいただくことになっております。
今から楽しみです。
この時期には、池の辺にミソハギが咲き始めます。
ミソハギは盆花として珍重される花ですね。
ミソハギの「ミソ」は、「味噌」ではなく、「禊(みそぎ)」ですね。
施餓鬼供養の中で、三界万霊(ありとあらゆる諸精霊)に施しをするわけですが、この花穂に水をつけ、供え物や御器の禊ぎをするわけです。
また、ほとけさまは「ミソハギ」の花の露でなければ口にされないという言い伝えもあります。
お盆のときに精霊棚の上に水を湛えたお皿と、その上にミソハギの花穂を飾るのはその意味があるのです。
このミソハギ、とても甘い蜜が出るようで、チョウ達がたくさん集まってきます。
自然の中のミソハギも、虫たちにたくさんの施しを与え、そして、チョウ達は受粉を促がすという共存関係が成り立っています。
ミソハギの花は実際には見た事がありません。私の家をはじめ親戚の家の多数が曹洞宗の寺院の檀家なので、お施餓鬼にお参りした事がありますが、住職が水を灌ぐ作法をされる時にはミソハギを使うのでしょうか?地域によっては「しきみ」の枝を束ねてやるという話も聞きました。我が菩提寺も24日がお施餓鬼ですのでお参りします。(今年は祖父の33回忌なのです)
投稿者 ikuo | 2005年7月23日 18:27
こちらの地方では大施食(施餓鬼)法要ではミソハギを使う事が一般的になっています。そのころにたくさん咲いているからと言う事もあるのでしょうね。
葬儀の際の洒水では、キクの葉を使う事も多くあります。
投稿者 kameno | 2005年7月24日 08:25