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20年くらい前は雑木林や田園の風景が広がっていた上永谷周辺も、瞬く間に住宅街へと変貌しました。
舞岡公園は、谷戸の地形を生かした公園で、昔ながらの光景が保存されています。
舞岡公園の詳細
http://www.city.yokohama.jp/me/totsuka/kids/park/maioka.html
・・・とまあ、まとまった自然が良く保存された公園なのですが、残念なことに公園を縦断する道路計画があるのです。
僅か数分の時間短縮のためにこの貴重な生態系に影響を及ぼしかねない道路が必要なのでしょうか。
(京急ニュータウン?日限地蔵?桜堂?舞岡には、少し遠回りですが、広くて空いている道路があるのです)
横浜市の都市計画図を、舞岡公園の案内図と合成してみました。
茶色い線が都市計画道路です。
見事に公園を縦断していますね。
こんな道路に税金を使うなら、もっと舞岡公園周囲の環境保存に使ってくれたほうがうれしいと思います。
池ではザリガニ吊りを楽しむことが出来ます。
この池の周囲には翡翠が営巣をしていますので、時々給餌の光景が見られたりします。
谷戸には田んぼがいくつかあり、分担で管理をしています。
子どもの通っている幼稚園でも一部を借りて田植えをします。
こういう自然の姿を保存する公園は大切にしていかなければなりませんね。
できることなら舞岡公園を縦断する道路計画は見直して欲しいものです。
現在古民家裏手に明治学園大学側につながる道路が作られていて、樹木が切られ無残な崖とコンクリートが出現しています。
30年前に計画された道路だそうです。その道路さえ不要だと思われるのですが、またすぐそばに道路計画があるとはどういうことなのでしょう。削ったそばにはまた大きな公園が計画されています。単に税金を使いたいだけのように思われます。
和歌山県ではすべての道路計画を見直す方針がきめられたようです。数十年前とは過疎化や使用道路の重要性などが大きく変化してきています。横浜市でももっときめ細かく税金の使い道の優先順位を考えてほしいですね。
投稿者 吉田満子 | 2006年5月 1日 10:18
都市計画決定された施設は必ず造らなければならないということではく、時代に即して柔軟に対応していけるようになって欲しいものです。
かつて私も都市計画に携わっていましたが、このことをつくづく感じます。
投稿者 kameno | 2006年5月 1日 23:21
舞岡公園に隣接して3路線も都市道路計画が存在します。2路線は30年以上前の計画をそのまま踏襲して、現在急ピッチで作られようとしています。
もっと、自然環境や水源を枯渇しないやり方や、他区域のように路線変更するという事もできたのではないかと思えます。市道路局側では、なぜか舞岡公園隣接部の2路線だけは強行に進める体制をとっているようです。
一部の利権関係のあるいろいろな団体との絡みがあるように思えてしまいます。市民のはかない自然を大切にする気持ちに程度では、とてもかなわないような問題があるのかもしれませんね。
投稿者 すずまま | 2006年11月 5日 09:41
すずままさん、コメントありがとうございます。
例の尾根道近辺は、よく通るのですが、だいぶ樹木が伐採されてしまいましたね。
道路計画自体不要だと思っているんですが、一度計画決定されると、それがなかなか修正できないというのが行政の悪いところです。
投稿者 kameno | 2006年11月 5日 11:39